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『三人のレンガ職人』の話と・・・・・。

有名な話なので皆さんも知っている方も多いと思いますが、
今一度、その話を読んで考えてみたいと思います。

『三人のレンガ職人』

ある時、旅人が炎天下にレンガを積んでいる三人の職人の側を
通りがかり、それぞれの職人に問いかけました。

「あなたは何をしているのですか?」

すると一人目の職人は、
「見ればわかるだろう。レンガを積めと言われたから積んでいるんだ」

二人目の職人は、
「レンガを積んでいるんだよ。大変だけど賃金がいいからやってるんだ」

三人目の職人は、
「世界一の大聖堂を作っているです!そして、大勢の人たちを
幸せにするんだ!!」

で、解説が付いていて、
一人目の職人は”義務感”での仕事。
「やれ!」と言われて単に命令で動いている人。

二人目の職人は”責任感”での仕事。
一人目のただ命令されて仕事をする職人よりもマシだけど、賃金が目的
なので賃金以上のことはしない。

三人目の職人は”使命感”での仕事。
この職人は義務(命令)でも、また、個人の目的以上の事しかしないのではなく
世の中の役に立つためが夢であり目的の仕事です。

この話を読んだのは、あたくしが23歳位の時でした。
以前勤めていた社長から借りた本か、勝手に社長室の本棚から
手に取ったのか(オイッ!)どっちかですが、その頃に読みました。

自分自身、「単に命令された仕事とか、金目当ての仕事でもなく、
絶対に使命感での仕事をしよう!」と、若造なりに決意しました。

それからことあるごとに部下にもこの話をして、そこから今のあたくし、
そしてその部下の仕事ぶりが義務感なのか、責任感なのか使命感なのかを語りました。

お客さんが入る前の”やきとり錦”であったり、店が終わってからの”一休”や”ぽえむ杜”
で朝まで本当に良く語り合いました。(って言うか、店が終わるのも朝なんですけどね)

あたくし思いますよ、
「責任感までは誰でもあるし出来る」と。

ただ店長でも何でもそうですが、人の上に立って
人・モノ・カネを預かり仕事をして行く人は、”使命感”が大切だと。
”使命感”を持って働く人とそうでない人ではお店がまったく違います。

”使命感”の持っているリーダーのいる店はとても『パワフル』で
躍動感があります。

生命力を感じるんですね。

皆さんも実感した事ないですか?
お客さんで満席なのに、よどんで活気の無い店。
また、お客さんは少ないのに何だか活気のある店。

それって、やはり店は生きものなので働いている人達の”生命力”が
宿っているかいないかなんです。(これ、ホントの話ですよ)

なので、あたくしが店に行って一番気になるのは、お客さんが多いか
少ないかだけではなく、この”生命力”が感じるか感じないかなんです。

よく「存在感がない」とか「線が細い」と言われる人は、
この”生命力”が薄い人、もしくは薄くなっている人の事だと思います。

「お前、使命感を持て!」と言われて、
「分かりました!今から使命感を持ちます!!」などと言って、
直ぐに使命感を持てるものではありませんよ。(笑)

これって何をどうすれば持てる。と言う訳ではないんですよね。

もし、科学的に説明をするのならば、筑波大学名誉教授の村上和雄氏の
「遺伝子にスイッチが入ってON!になった状態」と言っていることがあてはまる
と思います。

どこでスイッチがON!になるかは分かりません。
子供が生まれた時なのか?最愛の人が亡くなられた時なのか?
戦争や大震災のような九死に一生を得て瓦礫から立ち上がった時なのか?
大病をして三途の川を越えないで生還した時なのか?
会社が倒産して無一文になって本当の人の情けを知った時なのか?
など、上記で書いたことは早々身の回りで起こりうるものではないですが、

もっと身近な事でスイッチがON!になることもあります。
例えば、大失恋をしたとか、映画や本を読んで非常に感銘を受けたとか、
うんちをふんづけた時とか・・・・・ets

どうせなら熱い、熱い、厚ぐるしいまでの”使命感”を持って
仕事、人生を味わって行きたいと思います。。。。。

”存在感謝・自己革新”

『あふれる感動を燃えたぎる心でつたえる。』

今でも心に残っている言葉です。。。。。

さぁ、やるか!!

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