いよいよ、今日から『（有）丸か加藤商店１０周年フェア！！』を開催します。
つーか、「本当に１０年も経っちまったよ！！」って言うのが偽らず本音です。（笑）
創業する前の年に”青春の輝き”というお店を始めました。
実はこの店は自分自身に対しての踏み絵の意味合いでもありました。
当時いた会社は全国展開で北海道も例外ではなく、次から次へとお店の
出店ラッシュでした。元々、むやみに店舗を増やすことには反対でしたが会社の
流れがありますからね、サラリーマンである限りは。（笑）
で、ふと「もう一度、人を育てられる店を作りたい！」と思いやりました。
やる前には「辞めた方が良いです、もし失敗したら・・・・・」と言われたんです。
分かっていました、「もし、失敗したら本部長という地位で店舗の指導に当たって
いる立場として面目を失うし、今後の指導面に支障がでると。下手したら、
責任問題だとも。」
「なんとなくダメになるだろうな～。
この仕事がタスコでの最後での仕事になるだろうな～」とね。
蓋を開けてみるとやっぱり・・・・・？でした。
ダメですね、勢いだけでは。(笑）
「自分がやれば」などと甘い考えは木っ端みじんに吹っ飛びました。
でも、それで良かったんだと思います。
お世話になっている、なった会社への自分なりのケジメの付け方でしたから。
そこに、
東京勤務の同士でもある部下が突然くも膜下出血で倒れ約２週間後に逝きました。
それから２，３週間位して「来年の３月で辞めよう」と決心したのです。
で、２００４年の３月末で退職をして、色々な準備を経て４月２１日に創業し
喜怒哀楽、紆余曲折、資金繰り悪化をという綱渡りの中、今日に至ります。（笑）
１０年が経ち今でも働いているスタッフで創業から居るのは経田チーフと洗い場の
相馬さんとあたくしの３人です。今いるスタッフで特にここ２，３年で入って来た
彼ら彼女はどう思ってんだろうか・・・・・。
当初、「誰にも言わないでひっそりと喫茶店でもやろうかな？」と思い、
たいして考えもなく漠然と辞めて何かをやろうと思っていた人間が今までと今は
沢山の一所懸命なスタッフとお人好し（コラッ！）ではなく、親切なお客さんや
業者さんのお陰で、向かいを走る市電のように「ガタン、ゴトン」と音を立てながら
１０周年を迎えることに、
改めて、（有）丸か加藤商店に関わって来た皆様と一緒に働いて来た仲間に
心より感謝の気持ちを述べさせていただきます。
『本当にありがとうございます』
今後は一年、一年を大切に、皆様に必要とされるお店作りをスタッフと共に
”テーブルを囲む笑顔を作り続けて行きます”ので、どうぞこれからもよろしくお願いします。
振り返れば、いつ切れてもおかしくない細くデコボコな道のりでした。（笑）
きっと、これからもかな。。。。。
2004年 旧事務所にて
２０１４年
