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感謝状。

6月ですね~。早い!既に2009年の折り返し地点です。
誰かリモコンがあったら”コマ送り”にして欲しいと思う今日この頃です。

と言うことで、
昨日で「上海MOON」はお蔭さまで無事閉店を迎えることが出来ました。
閉店を告知してからこの2ヶ月間は沢山のお客さんや元スタッフでにぎわいました。

特にラスト3日間は圧巻でした。あたくしも業者さんに「最後なので一緒に」
とご招待され金曜日に行って来ました。その時にも懐かしいお顔やいつもお世話に
なっているお顔が”チラホラ”と本当にありがたいことですよね。

これってありがたいことなんですね。と言うのも、お店が開店する時には業者さんが
来れないまでもお祝いのお花やお酒やご祝儀などが届きますが、閉店ともなると
気を使ってか、取引きがなくなるからなのか、そのようなことはほとんどありません。

そりゃあそうですよね、閉店するのに「お祝い」も何もあったもんじゃない。
でも、上海MOON(月)は(遠くは大東京も)別で業者さんがお見えになるのですね。

確かに今まで来て頂いたお客さんは「もう来れなくなるから」とか「残念だね」、
「お世話になったので」(こちらこそ)という理由で、わざわざお見えになるのですが、
お取引業者さんは、お店が閉店するということは当然のごとく取引がなくなる訳で
なくなると言うことは、その分売上が減るのでお客さんのように感嘆に浸っては
いられないのが事実なのです。

それなのに「本当に残念ですね」と言ってくれます。
それはお取引業者さんから見ると、あたくしたちがお客さんなのですが、
お店の人たちが、お店に来店するお客さんと同じ感覚で接しているからなんですね。

そのようなお店は他の丸かの店舗にもありますが、やはり「上海MOON(月)」は
別格です。それはもう何十年もそのように教育をされ接してきた基本が出来ているからです。
そして、店としての”凛”とした”モノサシ”があるからなんだと思います。

いくら取引をしているからと言っても、やはりそこは業者さんも人の子です。
いくら仕込みで忙しいからといって、いくら営業時間じゃないからといって、
いくら自分達がモノを買っているからといって横柄な態度や雰囲気は
必ず相手に伝わるものです。

確かに他の店のスタッフにも愛想が良かったり、
その個人を好いてくれるコアなお客さんはいますが、そんな個人レベルではなく
お店全体で「自分達の店のあるべき姿」を追求している店かそうでないかの
差なんだと思います。(解るかな?浩太郎君は)

この「自分達の店のあるべき姿」を追求するとは、「自分のあるべき姿」でもあるので、
とても”人間臭い”という意味でもあるのですね。

あたくしはこの”人間臭い”と言うのは非常に大事だと思うのです。
理屈なんかでは語れないものがあります。人は環境次第で能面のように「無感情、
無表情」にもなり、また”人間臭く”にもなります。全ては環境です。

そんな彼らが、お取引きがあるので名目としては「業者さん」ですが、
「お客さん」という名前がないように「業者さん」なんて言う名前の人もいません。
お店に来てくれるお客さんと同じ思いで接しているから、
プライベートでも来てくれるのだと思います。

要は、仕事を通じて”魂を磨き上げている”そしてその”真剣”な態度がこのような
最後を飾ってくれるのです。お客さんと同じように、いえ同じなんです。

いいですか、「あるべき姿」ってわかりますか。
”凛”とするという事がどのようなことかわかりますか。

これからの若い店長や、店長なり立ての”ホヤホヤうんち”の人達はこの辺は重要ですよ。
口で言ってもわかりません。なぜかって?それは頭で考えてもわかるものではなく、
沢山の経験を通して染み付いていくものだからです。

「昨日より今日、今日より明日」へ向かって貪欲なまでに”成長”してやろう!
と本気で壁にぶつかって行くこと。

頭のてっぺんから足のつま先までいつもしびれている人です。

サイバーから数えて12年間。その時からの”お客様”も最近の”お客様”も
そして雨の日も暑い日も吹雪の日も例え商品一つでも運んで頂いた”お取引様”、
そして”元スタッフ”本当にありがとうございました。

そして上海MOONのスタッフ、”ご苦労さま”でした。

あえてラストは行きませんでしたよ。。。。。

メルマガ第751回より。

上海MOON

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