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点から線へ、そして面へ。

あたくしが20数年来髪を切りに行っているお店ですが、やはりそこもこの時期はお客さんが
転勤するとのこと。

ここ最近は、出ていくお客さんと新規のお客さんのバランスでは出ていくお客さんの
方が多いとのことで、年々若干ですが客数が減って来たと。
「一気にガン!と減るのなら色々と覚悟や対策も出来るけど、微妙に減って来てるので
そっちの方がヤバイんだよね。」と言ってました。

まぁ、その昔に色々とお客さんの対策を話しましたが、業種が違うのか?
そのようなことをして来てなかったからなのか?(彼は自分でやる前は札幌でも
店舗数のある会社にいましたけど)一応、聞くんですけど実際には行動に起こさない。
まぁ、同業者でもやらない人はやらないし、”丸か”でもやらない人を見ると
仕方ないんですけどね。(笑)

あたくし業種が違えど、お客さんを集める方法や顧客管理は似たようなもんだと
思うんですよね。だって、人間が対称なんだから。(笑)

最初は『点』ですが、もう一度来てもらうためにDMやメールなどを送ったり、SNS
などで少しずつ人間関係を作ってリピートしてもらい、『線』として繋がりその『線』が数本、
数十本になって『面』になるんですよね。

『点』と言うのは初来店で、『線』は月1か年に何度も来てくれるお客さんで、常連さんまでは
行かないけどお互いに顔を認識していたり名前で言える関係で、『面』は常連さん。

大体、『点』で終わる場合が7割~8割です。残りの2~3割のお客さんを『線』に。
で、常連さんはその2~3割の『線』から1割~2割くらいなんですね。それを地味ですが
コツコツとやり続ける以外にお客さんに来てもらうことは難しい。

フェアや大々的な割引で「バーッ!」と来てもらっても、それはフェアや割引客で、
その店の人や商品や雰囲気を気に入ってもらわないと続きませんからね。

要は、顧客満足に”特効薬”は無いと言うことです。地味ですが、日頃の努力と工夫と
知恵を惜しんでいては減る一方です。爆発的な集客はないけれど、安定してお客さんが
来てくれるがの一番です。

でも、一人や家族でやっているお店、普通の飲食店でもそうですけどきっと面倒なんでしょうね。
また、一度や二度やって思うように行かないと「ダメじゃん!」となって止めてしまう。
全盛期の”イチロー”だって打率は3割なんですよね。10回バッターボックスに入って
7回はアウト(失敗)していますから。
よく昔の人は言ったもんです。
『継続は力なり』とね。

追記 一日、一人のお客さんを確実に掴めば1×30日=30人、半年で180人、一年で360人。
小学生レベルの計算式なんですが、それを分らない人が山のようにいます。
だから、飲食店は雨後の竹の子のように出ては消えるんですね。(笑)
一日、一歩(一人)でいいのにね。。。。。

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