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袖振り合うも多生(たしょう)の縁。

昨日、お通夜があり日帰りで旭川へ行って来ました。
当初はJRで行こうと思いましたが、電気系統がどうのとかで
深川〜旭川間が不通。
復旧の目途が立たないということで中央バスで行くことに。

まぁ、案の定JRが不通と言うことで満席状態で補助席も全て埋まりました。
あたくしはどうにか補助席ではなく一番後ろの席に先客の人の隣に座れました。
JRだと1時間25分でバスだと2時間25分で1時間の違いだけど、別に急ぎではない
のならバスでも平気です。

隣の方が良い方で、「乗車券買いましたか?」 「はい、買いました」
「そう、もし買っていなかったら、私、回数券を買ったので差し上げようかと思って」
「いえいえ、すいません気を使って頂いて」と言う感じの方です。
って言うか、あたくしその日は背広を着ていたし初対面の人からはあまり
話しかけにくい感じなのですが↓
ファイル 2378-1.jpeg嘘ですよ。(笑)

最初は、「寝れないパターン?」と思いましたが、それでも初対面のこんなあたくしに↓
ファイル 2378-2.jpegだ・か・ら
隣同士と言うことで気を使って頂きありがたいと思いました。

”袖振り合うのも多生(たしょう)の縁”と言いますが、では丸かの若人の為に意味をば↓
「人との縁はすべて単なる偶然ではなく、深い因縁によって起こるものだから、
どんな出会いも大切にしなければならないという仏教的な教えに基づく。」と言うことだよ。

これから旭川へ行くお互いの事情やら何やらを話し、その方が「葬儀場はどこですか?」
「やわらぎ斎場です」と言うと、「私の家の通り道なので送って行きますよ」と。
さすがにね、なので「いえいえ」とお断りしましたが「通り道なので」と。

途中で寝て旭川市内に入ると起きて「やわらぎ斎場なら終点の一つ前で降りた
方が良いですね、私もそこで降りますから」と言うので、恐縮しつつも一緒に下車。

で、目的地へ行く方向に停車しているタクシーを探し乗りました。
5〜6分で着き、お礼を述べて見送り斎場へ。
エントランスに入り何気に外を見ると、その親切な方が乗ったタクシーが
Uターンして来た道を戻って行きました!

その時に気づきました。
「親父も、友人も同じ場所で葬式をやったんだよね」と。
その親切な方は、わざわざ一つ前の停留所で降りて、わざわざ遠回りしてまで
送ってくれて、何だかね〜・・・・・。

JRのトラブルから始まり、仕方なくバスでの移動にし、当初座るはずの席ではなく
違う席に座り、ちょっとした話の切っ掛けで随分と久しぶりに行った寒い旭川が
気づかいと人情でとても心も現れ、あったかい気持ちになりました。

これも”おばさん”のお陰かな。。。。。

追記 人に優しくされると、された分を他の人へしたくなります。
このような伝染はお店でもそうなんですよね。。。。。

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