もし、あたくしが社員がいなくて個人で商売をしていたら、
今よりもずっと怠慢になっていることでしょう。
やはりある意味社員の生活や人生を背負っていることが
大きいと思う。それならもっと稼いで社員の生活を豊かに
するべきだけど、まだまだそこまでの甲斐性も器もない。
”独立”をして自分で何かをやろう。だとか、会社を経営しよう。
などとは考えもしなかった人間が今年で８年も生きながらえているのだから、
周りの人たちに感謝ですよね。
その昔、パチンコに嵌（はま）り朝から何度か並んでいた
ことがあります。あれって当然ですが”勝った”記憶が鮮明に
残っていて、「負けても次は必ず勝てる！」と思い込むの
だから、依存症になるのは当然です。
例えば、かなりつぎ込んで危うくスッテンテン（何度もあるけど）
になる寸前で、奇跡的に”連ちゃん”して、３分の２まで持ち直し
たら、実際は負けているのに”勝った気”になりますもんね。。。。。
きっと、もし会社をやっていなかったらかなりの勢いで
ギャンブル（主にパチンコ）ばかりしていました。
自分で何かをしていたとしても社員がいなかったら、きっと目先の
”泡銭（あぶくぜに）”の為に血眼になって自分のためだけに生きていたでしょう、
きっと。
あたくしが暇つぶし以外でパチンコを辞めようと決意したのは、
雨の日に（よく出ると聞いたので）行き、少ない席に何とか傘を置き、
プリペイドカードを買いに行って戻ると、おじさんが座っていました。
かなり混んでいて、タバコの煙やらキラキラのパチンコ台や音で
人間の理性を狂わせてしまうので気づかなかったようでした。
玉を出す！出す！出す！勝つ！勝つ！勝つ！
稼ぐ！稼ぐ！稼ぐ！に頭の中は一杯だから、ついキレてしまい、
「そこ、俺の席だぞ！」といって、少し押し問答をして強引にどかせて
座りました。
当然、周りの人たちはしらけムード。
あたくしも強引に座ったわいいけど、周りの雰囲気を壊したこと、
強引にどかせてしまったおじさんのこと、そのように卑しくも欲に
目がくらんでいる自分自身が本当に情けなく、また怒りも
込み上げてきました。
当然、玉が出るはずもなく、「この台は出ないだろう」と思いつつも、
強引にやったので引っ込みがつかなく、意地になりながらやって
結局は負ける有様。
それよりも「”欲”のために人を押しのけてでも」という自分が
嫌になり、「もう辞めよう」と。それ以来、暇つぶし以外はやってません。
そう思うと、個人ではなくこのように意志薄弱で欲に目がくらみ
やすいあたくしは、このように社員（バイトも）がいるからこそ
少しはまともにやってられるんだと思います。
金儲けもいいけど、人を押しのけたり、信頼を損なってまで
する商売はしなくないですからね。。。。。
