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どんな専門分野にも興味深い特徴がある。

人には苦手なものがあり、その点について同じ分野に属さない人には理解しがたいほど激しく怒ることが実際にあるのだ。時計も例外ではない。たとえば日付表示窓やケースよりもひときわ小さいムーブメントなどがその一例である。しかし現在我々が不快と感じるものが、必ずしも以前から問題視されていたわけではない。

数多くのダイヤルで見られる好例として、インダイヤルによって部分的に切り取られた(カットオフされた)数字が挙げられる。最も一般的なものは、スモールセコンドのインダイヤルがある3針ウォッチで見られる切り取られた数字の6であるが、クロノグラフウォッチでも同様に、数字が切り取られているのを見かけることがある。

パネライスーパーコピー代引き優良店切り取られた数字の使用は、我々が思っているよりもはるかに古くから使われてきた。何世紀にもわたり、時計や時計製造の一部として存在してきたのだ。伝統によって定着したことが必ずしも悪いデザインを正当化するわけではない(もしそれを悪いデザインだと感じるならばだ)が、この手法が広く普及していることは確かである。さらにこのやり方は、ダイヤルデザインの美しさで有名な時計メーカーでも採用されている。美しく創造的なダイヤルレイアウトの高い基準を確立し、これまでほぼ誰も超えることができなかったブレゲも含まれている。

切り取られた6の数字には、基本的にふたつの理由がある。ひとつ目は時計のムーブメント内の歯車の位置に関連している。この歯車は1分ごとに1回転する。クラシックなレイアウトのムーブメントでは、ゼンマイ香箱からの順序は、香箱、センターホイール(その軸はムーブメントの反対側まで貫通していて、時針と分針を動かすモーションワークを駆動する)、3番車、4番車、ガンギ車、レバー(レバー脱進機を搭載した時計の場合)、そして最後にテンプとなっている。

上記の図では、ゼンマイ香箱は左側にあり、4番車は右側に位置している。4番車はガンギ車を除いて、目に見えて輪列で回転している唯一の歯車である。この4番車は1分ごとに1回転し、秒針を付けたい場合の最も簡単な方法は、下の軸をダイヤル側に伸ばしてそこに小さな針を付けることだ。これで秒針が完成する。

もう1度画像を見てみると、これが懐中時計のムーブメントであった場合、巻き上げ用のリューズが12時の位置にあることがわかる。このため、スモールセコンドのインダイヤルは6時に配置される。これはスモールセコンドを持つほぼすべての懐中時計に見られる配置だ。伝統的なレイアウトの腕時計用ムーブメントでは、巻き上げと時刻合わせのリューズを12時ではなく3時位置に配置するために少し異なる配置がされているが、基本的なレイアウトは同じである。

ブレゲのNo.1160は、有名な“マリー・アントワネット”であるNo.160の正確な復刻版である。こちらの場合、よく見るとVIの数字は切り取られているのではなく、むしろ隙間へと収まるように縮小されている。

これは秒針のインダイヤル位置の説明にはなるが、6時位置の数字が切り取られている理由(または“マリー・アントワネット”のVIが縮小されている理由)を完全には説明したものではない。6時の数字を切り取る必要があるのは、実用的な理由と美的な理由の両方にあると思う。実用的な観点から言えば、秒針のインダイヤルは個々の秒を識別できるように十分な大きさであることが望ましい。もちろん、インダイヤルを小さくして分刻みのトラックに干渉しないようにすることもできるが、そうすると秒針が小さすぎて個々の秒を簡単に識別できなくなり、そうなると秒針という役割ではなく時計が動いていることを示すファンクションインジケーターにすぎなくなる。

美的な観点から言えば、実際6時位置に数字がある場合にのみ、その数字を切り取る必要がある。例えば、ローマ数字やアラビア数字ではなくバーインデックスを使用している場合、分や時の目盛りに干渉してもそれほど目立たない。しかし、“6”の数字を切り取ることで奥行きがあるような錯覚を生み出すことができる。これは望ましい効果かもしれない。これが個々の好みに合うかどうかは別として、歴史的にはその魅力が広く受け入れられ、多くのメーカーやデザイナーに採用されていた。

1987年、アンドレ・ボルナン(André Bornand)作の天文台トゥールビヨンは、パテック フィリップのフィリップ・スターン(Philippe Stern)のために時計ケースに収められた。ワンミニッツトゥールビヨンは6時位置に配置され、秒針を駆動する。

クロノグラフのインダイヤルによって時字が切り取られている時計も多く存在する。ダイヤルの位置は異なるが、基本的な理屈は同じだ。針の位置はムーブメントの歯車レイアウトによって決まるため、読みやすさを考慮してインダイヤルをできるだけ大きくしたいのだ。クラシカルな腕時計の美学に合った、直径で読みやすいクロノグラフをつくろうとすると数字が切り取られるのは避けられない。しかし古きよき時代には多くのデザイナーがこの選択に満足していた。

オーデマ ピゲ “ルネット キュビズム”クロノグラフ、ステイブライトステンレススティール製。1928年から1930年にかけて製造された9本のシリーズの一部。

切り取られた数字やインデックスに対する真の解決策は、秒針をインダイヤルではなくセンターセコンドとして配置することである。センターセコンドが開発される以前、秒針を判別することが重要な人向けに、非常に大きなサブセコンドダイヤルを持つ時計が製造されていた。これらは“ドクターウォッチ”と呼ばれることもあり、その古典的な例が1920年代の初代ロレックス プリンス(Ref.971および1343)である。

初期のロレックス プリンス。Image, courtesy Rolex.

秒針を、時針と分針と同じ軸に配置するためには、輪列を再配置する必要がある。当初は輪列の上に追加の歯車列を配置していた。これはいわゆる間接的なセンターセコンド表示であり、秒針は輪列の主動力の流れから外れて駆動される(ウォルト・オデッツのセンターセコンドの探求という記事は、さまざまなメーカーがこの問題にどのように取り組んだかが魅力的に語られている。パテックの有名なキャリバー12‴–120は、サプライヤーであるヴィクトラン・ピゲによって製作された間接的なセンターセコンド表示を備えていた。彼はまた、初のダイレクトセンターセコンドキャリバーが1948年のゼニス製Cal.133であったことも指摘している)。ダイレクトセンターセコンドの輪列を設計する技術的な問題が解決されると徐々に普及するようになった。現在、スモールセコンドダイヤルを持つ時計は、実際にはセンターセコンド用に設計されたムーブメントを使用しており、スモールセコンドを追加するために改造する必要がある。例としてETA 2825-2があるが、これは2824を改造したものだ。スモールセコンドのインダイヤルはモジュールを追加することで実装され、ムーブメントの厚さが4.7mmから6.6mmに増加する。

伝統的な輪列配置を使用して6時位置に小秒針を持つムーブメントは、モジュールを追加している現代的なムーブメントに比べて、現在では少数派となっているようだ。ETAからは、ETA/プゾー 7001や6497ファミリーのムーブメントが例として挙げられる(手巻きの2801はセンターセコンドキャリバー)。高級時計の分野では、“自然な”スモールセコンドムーブメントがいくつか存在しており、そのなかにはパテックのCal.215や、最近ではモンブラン ヘリテイジ スモールセコンド LEのCal.MB 62.00が含まれる。

したがって、スモールセコンドインダイヤルを持つ自動巻き時計の大多数は、実際には機械的複雑さを追加することでこれを実現している。元々は伝統的な時計ムーブメントの経済的なレイアウトとして生まれた秒針インダイヤルだが、いうなれば機械式時計の“フォティーナ”のような存在となっていると言えるだろう。もちろん、機械式時計そのものが、時計の歴史において不要な贅沢品と見なされることもあるフォティーナの一種であるとも考えられる。この観点からすれば、機械式時計は優れた技術によって長いあいだ取って代わられてきた不必要な贅沢品と言える。切り取られた6の数字について言えば、時計製造の技術史を見ればその起源が理解できるし、何世紀にもわたる時計製造において、その切り取られた数字が現代の時計愛好家に愛され続けてきた理由も分かる。見た目がなんとなく上品に見えるのだ。

1930年代のレベルソ、そしてジラール・ペルゴが展示用に作成したユニークなプロダクト

今週は奇妙な1週間だったというと少々言い過ぎかもしれないが、人生が続くようにヴィンテージウォッチのハントも続く。常にポジティブであることを心がけ、手を洗い続け(記事執筆時はパンデミックの最中にあった)、時計(やトイレットペーパー)がないかとほかの人が見向きもしないような場所を探し続けるのだ。

インダイヤルが効いたおなじみのデザインのニバダ・グレンヒェン、政治的な出自を持つGMTマスター、そして機能性だけでなく美しさも兼ね備えた初期のワインダーで、記事に目を通すあいだの数分間の休息を満喫して欲しい。ストラップ付きの小ぶりな時計がお好きなら、オリジナルのルクルト レベルソや魅力的なカルティエも用意している。

ルクルト レベルソ Ref.201 1933年製
Reverso
口コミ第1位のスーパーコピー代引き専門店どんな時計であれ、最高のコンディションのものを見つけるというのはエキサイティングな出来事だが、ある種のモデルにおいてはほかのモデルよりも重大な発見となることもある。その作りや着用スタイル、ターゲットとする市場の違いによって、より時の経過が感じられる時計もある。このレベルソもそのひとつだ。私が遭遇する初期の時計は十中八九、あまり好ましくないコンディションであることが多く、そのためそこで満足せず探し続けることになる。しかし、その時計が予想外の輝きを放っているときは思わず足を止めて見入ってしまう。

 ご覧いただいているのはRef.201 レベルソだ。このモデルは1933年に製造されたもので、年月を経て優雅さを増しているように見える。文字盤に刻まれたルクルト(LeCoultre)のサインが示すように、この個体はもともとアメリカ市場向けに製造され納品されたものである。ブラックだった文字盤は、ご存じのように後年チョコレートのようなトロピカルな色調を帯びることになる。この文字盤は光の加減でなんとなくトロピカルに見えるというレベルのものではない。確実にブラウンだ。もしそう思わないなら、眼科医に診てもらうのが一番だ。さらにこのケースは磨かれていないように見え、ラグの近くにはっきりとしたラインが入っている。このケースのラグ付近のラインは、あまり芳しくない個体ではほかの箇所となじんでしまっていることが多い。

Reverso 2
 ご指摘の前に、そう、私も針は夜光を塗布し直していると思っている。しかしそんなことでこの時計を購入しようと思わなくなることはないだろう。以前議論したようにレストアはある時点で必要なものとして受け入れる必要があるし、87年前に作られた魅力的な時計の場合はそのことを本当に非難することはできない。もし、あなたがこのような時計をちょっとでも欲しいと思ったのであれば、まずはその方向性で探してみることをおすすめする。

 アンティコルムは(記事執筆当時の)ジュネーブオークションで、この初期のレベルソを6000~1万スイスフラン(当時のレートで約75万〜125万円)の想定落札価格で販売する。詳細とカタログはこちらからご覧いただける。

カルティエのレディスモデル 1959年製
Cartier
 時計デザインの進歩は、マイクロメカニクスと美学双方の進歩によって導かれ、互いに調和しながら支え合ってきた。この事実は、しばしば注目に値するデザインの裏側にある特徴的な要素の多くを解説してくれる。レディースウォッチほど、この考え方がよく表れているカテゴリもないだろう。レディースウォッチは歴史的に細い手首にフィットするよう小型化されてきた。小ぶりなものが好まれるようになったことで、時計師たちはエレガンスを引き出す新たな方法を編み出さなければならなくなった。

 そのひとつの方法が、裏蓋側から巻き上げる時計を作ることで邪魔なリューズのないシンメトリーな外観の時計を実現することだった。カルティエはこのデザインを、それまでに前例がないラグレスのタイムピースに採用した。この時計ではラグの代わりに、ユニークな形のクロコダイルストラップが全体を取り囲んでいる。間違いなく美しいモデルだが、裏巻きの時計は水分の浸入を防ぐのが難しいということに留意する必要がある。しかし、このような洗練された作品を水に近づける人は、今までもこれからもいないだろう。

Cartier
 この時計は、1989年に出版されたジョージ・ゴードン(George Gordon)の著書 『Cartier: A Century of Cartier Wristwatches』に載っている。この本はカルティエのデザインについて知識を深めたい人にはおすすめの1冊だ。横幅17.5mmのこの時計は厳密にはレディスモデルだが、手首が細めの人なら、その気になればジュエリーとして成立させることも可能だろう。個人的には、この時計が希少なデザインのカルティエを追い求める愛好家のコレクションに加わるのも不思議ではない。これほどの希少モデルを実際に目にすることができるのは、かなり先のことだろう。

 カリフォルニア州ビバリーヒルズのKeystoneが、この時計を(記事掲載当時)5800ドル(当時のレートで約65万円)で販売しており、サイトには追加の写真も掲載されている。興味があるなら、リンクをたどってみて欲しい。

ニバダ・グレンヒェン クロノキング Ref.85008
Nivada
 先月、友人が快くこのブランドの時計をプレゼントしてくれたあと、私はさらなる逸品を求めてこのブランドのアーカイブを深く掘り下げることにした。私のリサーチによると、トラディショナルなものから極めて奇抜なものまで、さまざまなリファレンスの宝庫であることがわかった。意外にも私の心を掴んだのは後者のほうである。ユニークで複雑なデプスマチックのようなダイバーズウォッチから、斬新な日付表示を備えた人気の高いダトマスター クロノグラフまで。ニバダは常に他社とはひと味もふた味も違う製品を世に送り出してきたが、次に紹介する時計は、ある有名なタイムピースとの明確な類似性によってそうした概念とは対照的な存在となっている。

Nivada
 オルタナティヴなデザインが主流となりだした1970年代初頭に登場したクロノキングだ。このモデルも例外ではなく、ファセット加工が施されたクッション型ケースとマルチカラーの文字盤を備えている。しかしこの時計を際立たせているのはインダイヤルだ。よく見てみれば、ポール・ニューマン文字盤のデイトナとほとんど変わらない、おなじみの書体とハッシュマークのデザインにすぐに気づくだろう。オレンジ文字盤のアクセントと鮮やかなイエローのベゼルが組み合わさることで、この伝説的なインダイヤルのデザインが持つクールさが際立ち、デイトナにおいてこの要素がいかに先鋭的なものであったかを物語っている。これはポール・ニューマンを思わせるレジスターである一方で、この時計にふさわしいデザインであるとも言える。

Nivada
 最高のものを求めるコレクターなら、このクロノグラフムーブメント、バルジュー72が搭載された時計を高く評価することだろう。オリジナルのステンレススティール製ブレスレットで提供されるだけでなく、時計と一緒に販売されたボックスも残っている。イエローのアクリル製ベゼルのインサートはわずかにオレンジ色に変化し、文字盤上に施された鮮やかな装飾とマッチしている。風防に傷があることを非難する人もいるだろうが、ヴィンテージの時計がまったく別物に生まれ変わってしまうほど過剰に手を加えられていないことを物語っており、個人的には気にならない。

 ハンブルクのCortrie Spezial Auktionenは、(記事執筆当時の)土曜日のオークションでこのニバダ・グレンヒェンを3500ユーロから6000ユーロ(当時のレートで約45万〜75万円)の想定落札価格で販売する。詳細はこちらから。

ロレックス GMTマスター Ref.1675 1976年製
Rolex GMT
 不思議に聞こえるかもしれないが、お気に入りの時計は何度も見ているうちに印象が変わってくるものだ。それゆえに見慣れた時計に心底驚かされ、この山にはまだ(採掘するべき)黄金があるのだと思うように安心させられる。それはいつだってスリリングなことだ。だが正直なところ、私にとってその時計がロレックスであることは滅多にない。

 このRef.1675は、第51代メキシコ大統領ホセ・ギジェルモ・アベル・ロペス・ポルティーヨ(José Guillermo Abel López Portillo)が所有し、着用していたものである。推測の域を出ないが、ポルティーヨの家族は同じくロレックスの時計、特にGMTマスターの愛好家であるフィデル・カストロ(Fidel Castro)が彼に贈ったものだと主張している。ふたりが親密な関係を築いていたことを考えればその可能性も低くないが、残念ながら確たる証拠はない。魅力的なデザインと素晴らしいコンディションに加え、この個体のケースバックにはポルティーヨの名前が手彫りされており、メキシコ大統領にゆかりのある装飾一式とともに提供される。

Rolex GMT
 大統領の一族から直接譲り受けたというこの時計の出自は、この時計がはっきりと写っている一連の写真など、さまざまな資料によって明確に裏付けられている。ここでひとつ、この時計について触れておきたいことがある。このラジアルダイヤルのオリジナル性を疑う声もあり、そこでは提供された写真の1枚が、かつて別の文字盤が取り付けられていたことの裏付けとして挙げられている。私は健全でささやかな懐疑心に関しては称賛し、奨励しているが、これはちょっと次元の違うでたらめだ。低解像度の白黒フィルム写真でこの時計の文字盤を判別できると言うのなら、私はあなたが持っているメガネを譲って欲しいと素直に思う。文字盤はシリアルが示す範疇に収まっているし、名のあるディーラーは売りたい時計に自ら不都合な証拠を提供することはない。たったひとりの意見に怯えて、歴史的に重要な素晴らしいピースを手放さないようにしたい。

Rolex GMT
 Craft & Tailoredでは、エリック・ウィンド(Eric Wind)氏の協力を得て、このGMTマスターを7万5000ドル(当時のレートで約800万円)で販売(記事執筆当時)している。詳細については、こちらのページをチェック。

ジラール・ペルゴ ジャイロマチックワインダー
Winder
 以前にも取り上げたことがあると思うが、時計そのものとは別に時計史に残る遺物は、そのブランドが何を象徴し、どのように販売されていたのかを正確に理解するうえで重要な役割を果たすことがある。そのような遺物のうち特に人気があるのは、販促資料や正規販売店内でかつて見られたディスプレイ、初期のコレクターズガイドなどであり、これらはすべて私たちが敬愛するリファレンスを取り巻く文脈を明らかにしてくれる。しかし皮肉なことに、時計職人が使用する道具は、これらのブランドが発展して国際的な名声を得るに本質的に不可欠なものであるにもかかわらず、多くの人に見過ごされている。

 時計用ワインダーの発明は、近代において最初の自動巻きムーブメントを製作したジョン・ハーウッド(John Harwood)に由来する。自分の作品の精度を実証しようとハーウッドは小売店用に12本用のワインダーを開発し、ジラール・ペルゴによるこのモデルのような作例への道を開いた。本体に記されたサインが示唆するように、これは1966年にア・シールド社製のムーブメントをベースに大幅な改良を加えて誕生したジャイロマチックキャリバー用のものである。ジラール・ペルゴはベースに手巻きムーブメントを使用し、独自の巻き上げ機構とローターを開発することでCal.32Aを完成させた。

Winder
私の推測によると、このワインダーはサービスセンターの時計職人ではなく、口コミ第1位のロレックス スーパーコピー 代引き専門店が使用していたものだろう。というのもこのワインダーには緑色のカバーと内面に多くのブランドマークが施されており、その能力を示す複数のロゴやマークが植字されているからだ。これはおそらくブランドの製品に自動巻きキャリバーが浸透していくにつれて、自動巻きムーブメントがどのように機能するのかを顧客に知ってもらうための展示用だったのだ。

おそらく、このワインダーよりも安い値段でほかのワインダーを見つけることもできるだろう。しかし使うかどうかは別として、これほど棚の上で見栄えのするものはほとんどないだろう。私たちのようなマニアにとっては、たまらないガジェットのひとつだ。

夜光文字盤を備えたレッセンス Type 5 L ダイバーズが登場

針の夜光塗料を忘れても、ダイヤル全体に十分な夜光塗料を塗布すれば、ほかの部分には必要ないのではないだろうか?

レッセンスがタイプ5の新バージョン、Type 5 Lを発表した。Type 5 Lは、堂々としていて明るく非常に目を引く。しかし上の画像を見ずに下のリストショットだけを見た場合、その印象に少し驚くかもしれない。実際、それに気づかなくても無理はない。それが狙いでもあるのだ。新しいType 5 Lは一見シンプルで堅実、そしてグレーに彩られた典型的なレッセンスのように見えるが、そこには隠された秘密がある。それはたくさんの夜光塗料を備えているということだ。

Ressence Type 5 L
ロレックス時計コピー 代金引換優良サイト近くで見ると、ダイヤルのふたつのメイントーンのグレーが際立つ。自動巻きのROCS 5(レッセンス・オービタル・コンベックス・システムの略)モジュールで駆動する本モデルは、カスタマイズされたCal.2824/2の分軸によって動作する。ダイヤルには時・分・90秒計(ランナー)と油温が表示され、イエローとブルーのアクセントが加えられている。パワーリザーブは約36時間。大きな分針が回転する一方で、小さなアワーインダイヤルが独自で時間を示す。オイルで満たされた上部チャンバーは光の屈折をなくし、どの角度からでも読みやすくクリアで鮮明な表示を提供する。これは夜光塗料のトリックや、技術的にはダイバーズウォッチであることを考えればなおさら役に立つものだ。

Ressence Type 5 L
横から見ると、ダイヤルの視認性(およびグリーンに輝く夜光塗料のクールな効果)、逆回転防止ダイバーズベゼル(こちらも夜光塗料を塗布)、そしてバックセットのロック(リューズがない代わりにサファイアケースバック全体を使用して設定や巻き上げを行うレッセンス独自のシステム)と巻き上げメカニズムを使用したロック/セットアップシステムが確認できる。ケースはグレード5のチタン製で、サイズは46mm径×15.5mm厚、100mまでの防水性を確保。新しいType 5 Lは607万2000円(税込)で入手可能である。

Ressence Type 5 L
Photo: courtesy Ressence

我々の考え
新しいType 5の撮影は、私にとってこのモデルラインを実際に手に取る初めての機会だった。私は同僚のジェームズ・ステイシーや旧友のジェイソン・ヒートンのようなベテランダイバーではないが、このモデルが水中で発揮できるかどうか純粋に興味がある。ダイヤルの配置に慣れているかどうかが大きなポイントだが、大きな分針と夜光ダイヤルのおかげで、理論上はレクリエーショナルダイバーにとって実用的でありながらも独特な選択肢となり得る。

Ressence Type 5 L
Photo: courtesy Ressence

レッセンスは“最薄時計”競争には参加していないが、オイルで満たされたディスプレイはいつ見ても新鮮で、その視認性には今でも感心している。同様に独特の巻き上げと設定メカニズムもそうだ。これは通常のものとは異なるが、非常に洗練されたデザイン言語を用いており、このような珍しい時計の機能的な課題にアプローチする創造的な方法であることは間違いない。

Ressence Type 5 L
基本情報
ブランド: レッセンス(Ressence)
モデル名: Type 5 L

直径: 46mm
厚さ: 15.5mm
ケース素材: グレード5チタン、ふたつの独立した密封チャンバーがあり、上部チャンバーは3.75mlのオイルが充填
文字盤: グレード5 チタン製コンベックスダイヤル(直径250mm)、3つのエキセントリックな2軸サテライト(傾斜3°が“時”、傾斜4.75°が“温度計”)
インデックス: グリーンのグレードAスーパールミノバ®で充填された文字盤とエングレービング表示
夜光: あり、グレードAスーパールミノバ®
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: グレーのファブリックストラップにイエローのレザーライニング(24/22mm)とブルーのラバーストラップ(24/24mm)、アーディヨンバックル(ピンバックル)

Ressence Type 5 L
ムーブメント情報
キャリバー: 特許取得済みのROCS 5(レッセンス・オービタル・コンベックス・システム、カスタマイズされたCal.2824/2の分軸によって駆動するモジュール
4o)
機能: 時、分、90秒計(ランナー)、オイル温計計
パワーリザーブ: 約36時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 41
追加情報: ケースバックの巻き上げと時刻合わせは、レッセンスコンプレッションロックシステム(RCLS)を採用。

価格 & 発売時期
価格: 607万2000円(税込)
発売時期: 2024年7月
限定: なし

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