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ケチを馬鹿にする人間はお金持ちになれないの法則。

タイトルだけを見ると、なんだか自己啓発本とか、成功
本のような感じですが、まったくそうではなく自分のことと
単なる酒場の会話で培った経験則です。

つい先だって、知人の店へ飲みに行った時にサッカー
の話題になり、いつしかサッカーくじの話になった時に、
「宝くじだとか、あんなのに当ったらさぁ、その後の人生
の運を使い果たして、逆に不幸になるんだよな~」

と、一回も当ったことがないくせにとんでもない事を言って
いた御仁がいらっしゃったので、「へー~、でもさぁ、その
当った人が88歳で、後いくらも生きられなくてもか?」

と聞いてみると「残された家族が遺産問題で不幸にな
るんだよ、きっと」と言うので、

「へ~、なんで遺産残すってわかるの?」と少し意地悪く
聞いてみると、「だってさぁ、よく言うじゃない。分相応の
お金が入ったり暮らしをしたら人生おかしくなるって」

四人で話していたのですが、その一人を除いて他は皆、
「はんた~い!、だってよ、おかしいじゃんかよ、どう
考えても一生手に入らない額が紙切れ一枚で手に
入るんだぞ」

別の人も「そうだよ、それにさぁ、その人がさぁ、その半分
をアフリカなんかの恵まれない人の為に寄付するかも知れ
ないじゃん、俺はしないけど(あらっ)」。

「とにかくよ、当ったものは素直に喜べばいいんだよ、素直に
さぁ、それを当ってもいないのに、その後の人生は不幸にな
るなんて、それは単なる貧乏性か、ヒガミだよ、お前は細木か!?」
と、その後も永遠にその話題は続き、

とうとう、当った時の話になり、その場は大盛り上がり。
「よし、一年に一回は俺のスイスの別荘で飲み会だ」とか、
「マスター、あたったら銀座に店出してやるよ!」だとかね。

さんざん夢を見て現実に戻って、
結局、「なぜ俺たちはこんな店で飲まなければならない貧乏
人なんだろな~」と後ろの席の人が言ったら、

すかさずマスターが、
「馬鹿なこといっちゃいけないよ、お前らはこんな店と言うけどね、
この店は医者も来るし、弁護士だって来るし、隠居した元
会長さんだって来るんだよ、本当の金持ちはお前らと違って
いいふりこきじゃ、な・い・の」

他の人たちは、ワーワーと言っていたけれど、あたくしは思い当た
るふしが沢山あります、そういえばお金持ちとか、きちんと貯金
出来る人は「ケチ」だなっと。しっかり割り勘にするし、銀行の
ATMの手数料さえ気にするもんな~。

割引とか手数料とかと言う何百円や数千円単位は気にする
くせに、何千、何億、何十億の単位のお金に関しては、結構
アバウトにと言うか、思いっきりがいいもんな~と一人マスターの
話で納得していました。

そして、まだ飲むか帰るかで仕事以上に迷っている時に、「俺、
タクシーで帰ったら2千円は掛かるんだよな」と言い、「あたくし
は1380円位も掛かるな~」、

うん・・・・・、と言うか二人とも迷うも何も、あたくし達が使えるお金が
二人揃って、そのタクシー代の約3500円なのですから、迷いようが
ないんですけど、出てきた答えが「わかった!同じ方向だから、
あたくし経由で行けば2180円位で、残りで焼酎ならあと2杯づつ飲める
よね!」でした。

「マスターあたくし達のような「ケチ」もお金持ちになれるかな?」

「ムリ、お前らはケチじゃなくて、セ・コ・イだけ」。

結論、お金が貯まる人は「ケチ」というより「浪費」をしないんですね。

結局、二人とも全部その店で使い果たして歩いて帰りました。
ええ、もちろん当った時の夢を語りながらね。。。。。