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そこは譲れない。

「仕事は結果だよ。」という人。
「いや、プロセスが大事だよ。」という人といますが、
普通にどちらも大事ですよね。

「今日は予想以上に忙しくなって、良かった、良かった。」と
たまに見受けられますが、しかし、予想以上に忙しかったと
いうことは、そのような段取りを組んでいなかった訳で、
必ず数組のお客さんに迷惑をかけています。

商品の提供の遅れ、品切れ、スタッフの対応など。
でも、不思議なことにあまり品切れがない時もあり、
その時に料理長とかに「あれ?こんだけ忙しかったのに
よく在庫ありましたね?」と言うと、

「いや〜、たまたまあったんですよね〜。」などとすっとぼけたりします。
日頃から散々「原価率を守るように!」と言っている筈なのに。。。。。

あたくし、日頃から細かいことにうるさいです、社長のクセに。

よく、「そんなことまで社長が言わなくてもいいよ。」と言いますが、
「そんなことって、どんなこと?」と言い返します。

この商売は(ほとんどそうですが)、特に対面での商売なので
店側の一言や一つの動作で”ガラッ!”と印象が違ってきます。

だからこそ、返事一つや目線や表情などの一見、直接の売上には
関係ないことですが、その辺に関しては特にうるさく言います。

たまに丸かでもいますが、「魚の死んだような目になっている人や」
「あれ!?ここはマグロが働いているのか?」と言うような人に
会ったりします。

40過ぎのオヤジで社長が二十歳そこそこの人たちに真剣に
言っているさまは、傍(はた)から見て格好悪く映るかもしれないし、
「ここの社長は弱い物いじめをしている!」などと思われるかも
知れませんが、あたくしの場合はいっこうに気にしません。

本当はそこの店長に言うのが筋です、ええ。
確かに、あたくしも1,2回はそうしますが、それでも直らない場合は
直接指導に入ります。(その時の店長の顔を見るのがたまらない!)

あたくしの教訓として”鉄は熱いうちに打て!”を一番最初に店長を
していた時からの”モットー”で、「仏の顔も三度までです。」
(ぜんぜん仏じゃないけど)

かと思えば、あたくしはベテランにも容赦はしません。
いえ、ベテランのそのような手を抜く姿の方が許せません。

あたくしは何も新人や若手のように何でもかんでも”我武者羅”
(暴走族のチーム名じゃないですよ、がむしゃらと呼びますからK君)
とは言いません。
ベテランはベテランで緩急(かんきゅう)をつけたやり方は大いに賛成です。

あたくしが”ブチッ!”と血管に軋(きし)みが入るときは、
「基本の徹底がなされていない時です」

例えば、下を見て何か作業をしたまま「いらっしゃいませ!」あるいは
「ありがとうございま〜す!」などと、舐めたことをしていたり、人の目を見て
挨拶をしない。といったことです。

あたくしはこれは義務でする物ではないと思っています。
「自分がプライドを持って商売をしている場所に、わざわざ来てくれたのに
あるいは帰るのに、なんだ!?その対応は?」と、「お前の仕事は所詮
その程度か!」と、その間0.02秒です。

新人や魚の死んだ目、マグロなら百歩譲れますが、ベテランは半歩も
譲れません。

だって、そんなどうでもいいような仕事しかしないんなら、そこに自分が
いる意味も価値もまったくないですからね。

以前いた会社の「社訓」で”存在感謝・自己革新”という
言葉があり、あたくしこの言葉が好きです。

精一杯、出し惜しみしないで今日も仕事をすることで、
「おれ、今日も精一杯生きたよな!」と思って欲しいんですよね。。。。。