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大切なことは。

20世紀の終わり頃からインターネット等の普及により
物凄く効率よく伝達するようになりました。

しかも、一人の相手だけではなく同じ画面を多数で見れたり
一斉送信などで複数の人へも伝わります。

つくづく文明の英知の凄さを感じています。
しかし、あたくしはそのような方法を信用していません。

それは所詮人間が使い手側だからです。
いくら物凄い機能を備えていても、あたくしのような”アナログ人間”
は、理解・納得するまで時間が掛かるし、なんとなく憶えたかな?
と思ったら、既にそのシステムは一昔も二昔も前の機能になって
いるからです。(ちなみにあたくしの中でのハイテクはMDですから)

あとこんな人も出て来ます。
「メール!?届いてないけど?それ、いつ送信したの?」
「二日前だよ。で、今日が期日なんだけど。」
「えっー! おかしいな〜・・・・・。」
「つーかさぁ、他の人には全員に届いていて、みんな期日を守っているん
だけど。」
「マジメに!?おかしいな〜。分かりました、もう一度送ってもらえませんか?
大至急やりますので!」

人間のやることですからね。。。。。

なので、大切なことは「000の件でメールを送っておいたから。」と
わざわざ直接電話をするので、ある人からは「贅分と非効率なことを
してるんだね〜。それならメールではなく初めから電話すればいいじゃない。」
と、融通の利かないあたくしの家にあるテレビのようなことを言ってのけます。
(再生を押しても再生にならないし、チャンネルもうまく移動しません)

以前、入院をしている時にあまりにも暇なので沢山の本を買い込み
読んでいた中に「五木寛之」氏の本があり、その中で”面授(めんじゅ)”
という言葉が出て来たのですが、とても共感しました。

”面授”とは仏教用語でして、お坊さんやその方面に詳しい人には
釈迦に説法ですが、我慢して読んでくださいね。

この”面授”というのは、
「教えを対面して直接に授かる」と言う意味なんですが、
要は「大切なことの意味や物事の本質は、人間と人間が向き合って、
表情や身振り手振りを交えて、肉声で口から唾を飛ばすような口調で
語る中で伝わるものだよ。」といった意味です。

つまり本当に大切なことや真意は”ライブ”でしか伝わってこないと。

この文章を読んで当時(12年前)のあたくしはとても共感したし
感銘もしたのでした。

なので、どんなに便利でハイテクニック(略せよ!)な世の中にあっても、
そのように一見優秀だけど、ともすれば一方通行になって
「送った」「いや、来てない。」 「PCの調子が悪くて」などと
そこはほれ人間が間に入っていることもあるし、いくら信頼を寄せていても
機械だってこたってしまう場合もありますからね。

なので、皆さんも大切なことや、物事の真意や本質を伝えたり
教えたい時には、メールだとか何とかだとか(なに?何とかって?)に
頼りすぎないで、対面して”ライブ”で伝えないとダメですよ。という
お話でした。

「えっ!?お前に言われなくてもやってるし、当たり前だろ。」って?

何だよ、手袋をタクシーに忘れて落ち込んでいる中、
涙をこらえて、しかも周りの人達への八つ当たりを必死で抑えながら
書いたのにさぁ。。。。。


さおりさん、無事に飛行機乗れましたか?
また、こっちへ来た時には一緒に飲みましょうね!