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階段を上れ。

これはあたくしも含めてですが、ほとんどの人は中々環境を
変えることを望まないものですよね。

がしかし、経験上自分から環境を変えるために、そこへ飛び込む
「”勇気”が人間を成長させる。」と思うのです。

例えば、業績の良い店長がいるとします。
上司、あるいは会社側は「よし、あの店長はこれからまだまだ
伸びるかもしれないので、もっと大箱店を担当させてみよう。あるいは
あの店は誰が担当しても上手く行かないけど、もしかしてあいつなら?」
と思うとします、

ここで、二通り、いえ三通りの回答が考えられます。
一つ目は「分かりました!正直今は自信はないですが、
これも自分を成長させるチャンスですし、このような機会を与えて
もらいありがとうございまず!精一杯頑張ります!」

二つ目「えっ!僕がですか!?ムリです。そんな大きな店は
やったことがないので自信がありません。それに、この店はどうするんですか!?」

三つ目はこともあろうに、優秀な部下を手元から離されるので
店長よりもその上司が何だかんだと理由をつけて反対することです。

確かにせっかく業績が調子の良い時に誰も、また新たな
しかも、その新たな店が不振店なら躊躇するのは普通ですし、
引き受けても100%上手く行くとは限りませんし、会社側だって
「上手くいかなくてもいいから。」などとは思っていません。

しかも、もしダメなら「そっか、あいつでもダメだったか・・・・・」と
多少は同情してもらえますが、その他大勢と同じ扱いになる
恐れもあります。

だけども、もし上手く行かなかったとしても挑戦する価値は十分に
あると思うのです。既に軌道に乗った店に居てもそれ以上はあまり
成長しないと思うからです。

それなら、自分の信頼する部下に軌道に乗った「店を任せる
タイミングが出来たな!」と思い、後人に座布団を明け渡すくらいの
思いが欲しい。

結局は二つ目、三つ目の意見も、「自分が自分が」と自分しか見ていない。
会社の事情がどうであれ、部下を引き上げたいなんて考えていない。
自分の居心地だけを考えているんですね。

別に全て会社側の意見に従えとは思ってはいません。
会社側も都合がいいですからね。

ただ、せっかく”仕事”をしているのであれば、単にサラリーや
居心地の良いポジションとかにしがみ付くのではなく、それと
同時に自分のスキルや人間性を磨くためにも、どんどんと
新しい環境へ飛び込んだ方がいいと思うのでした。

「誰にも出来ないことを私が出来たらこれは凄いことだよな!」
とか、「また一つ自分が成長できるチャンスが来たな。どうせなら
沢山悩み苦しみながらでも楽しんでやってやろうじゃないか!」
と思える人間が、万が一上手く行きそうにない時にでも必ず周りの人から
手を差し伸べてもらえるんです。。。。。

っていうか、人間は期待をされたり必要とされるのは”やりがい”に
なりますからね。

あたくしは、このような時に必ず思い浮かべることがあり、
それは”アブラハム・マズロー”の「自己実現理論(欲求5段階説)」です。

「よし!これでまた一つ上の段階に近づけるのか!」と。