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日頃から”アンテナ”を高く張る。

先日この”トップギア!!”で各店のメニュー変えをしている。
と書きましたが、中々うまく行きません。

基本的に各店舗に任せているので、店舗も業務をやりながら
なので、大変なんだと思います。

理由としては、いくつかあげられます。
・仕込みやら営業中なので時間がない。
・他店舗(繁盛店)へ行く時間がない。(お金も)
と、この2点が大きな要因ではないでしょうか?

「そっか、そうだよな〜。みんな時間もお金もないから仕方が
ないよな〜。」と、言うと思った大間違いもいいところです。

仕込みや営業中で時間がない?
「おいおい、そんなに忙しい店だったっけ?」

他店舗(繁盛店)へ行く時間やお金がない?
「へ〜、店が終わってから飲みに行く時間やお金があるのに?」
しかも、丸かは鬼ではないので週に一度は休みがあります。(今は)

中には「休みの日まで飲食店なんかに行きたくないよ〜」などと、
ほざく人は、「どうぞ違うご商売をして下さい。」と、強く強く思います。

なぜ?このようなことが起きるのか?
それはこのようにメニュー変えをする時にだけ、慌ててしようと
するからなのです。

普段から、他店へ行ったりテレビや本・ネットなんかで面白そうな、
あるいは美味しそう料理や材料・調味料などに対して”アンテナ”を高く張り、
日頃から店で試作をしていればいいだけです。

全てがうまく行かなくても、もしくは今は時期ではなく使えなくても
まずは「やってみる」という好奇心や興味を持つことです。

それらの蓄積が「あっ!そういえば前に”焼き物”で使った岩塩なら
今回の”トロサバ”にあいそうだよな?」とか、「そうだ!この鍋には
あの時に使った香りの良いラー油と黒酢を隠し味に使うと、味が
しまるんじゃないか!?」といったように、実際にその時には
うまく行かなかったけど、なんらかの引き出しが脳にインプットされるのです。

なので、「時間がないとか、お金がなくて」などという理由は
単に「自分達は普段は面倒なので、さぼっています」と認めているような
ものなんですね。

日頃から「もっと美味しいものや珍しいものをお客さんに出して
喜んでもらおう。」と、そして「自分自身もそのお陰で料理に詳しくなろう」
という思いでやるとかなりレベルの高い商品が生まれるものです。

あたくしたちはある意味においてお客さんとの戦いです。
それはお客さんたちが「これは美味しい!」とか「この店はいい!」
と言われて、他の人に言いたくなる、あるいは連れて来たくなる店に
なれば”勝ち”です。

これは何も調理を担当している人だけではなく、接客担当の人も
飲食業を生業にしているのなら、当然の”心構え”ですし、どのような職業にも
言えることではないでしょうか。

だから”金富士”ばかり行っていてはダメなんです。(オイッ!)

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