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”荷物”

ここに一つの荷物があるとします。
その荷物を背負う自分の番が来ました。

そして、二通りの人がいます。
Aさんは「いや、また今度にするわ。」と、あっさりと逃げる人。
Bさんは「どうせ、そのうち背負わないといけないのなら、
早い方がいいよな。」と、引き受ける人。

世の中には自ら進んで「私に背負わせてください!」と、
とても積極的な人もいますが、ここではその”ベッキー”のように、
元気ハツラツのとても印象の良い人は置いておきます。(笑)

あたくしはどちらかと言うと、昔からそうで嫌なことや
面倒なことは早めにしておかないと、そのことが頭の中にあり、
それが”プレッシャー”となり、精神的に参ってしまうので。
(よく、学生の時に集団で悪さをした時に、一人一人職員室へ
呼ばれて、最後の方の時には生きた心地がしかなかったから)

でも、自分に自信がなかったから、この仕事をするまでは
いつも逃げ腰だったので、たとえ行動したとしても、
上手く行きませんでした。

思うに早いうちから、若いうちから、店や人、お金を任されて、
第一線で矢面に立って責任を持ちやる人と何かと理由をつけて、
その責任を後回しにしたり、せっかく任されたのに、
グダグダとしてどこにいるのか?何をしているのか?何を言っているのか?
分からない人では、若いうちはまだ周りが大目に見てくれるけど、
それなりの年齢になると”ガッカリ”させられます。

本当に発想も、動き方も違う。
(言われないと動かないし、動いても”トンチンカン”なことばかりやる)

それは取りも直さずに、早いうち、若いうちに”荷物”を背負って
来たかどうかだと思うのです。それが例え、迷いや苦労の連続で
中々上手く行かなくとも。

そして、荷物と言うのは背負って行くうちに段々と重みを増して
来ます。そして、ここでまた分かれ道。

「降ろす人」と「背負い続ける人」です。
もっと言うと、背負い続けるためやもっと重量が増えてもいいように
背中と足腰を鍛える(鍛えささる)人です。

ここで言う”荷物”とは”仕事”ですよね。

やはり何かをする時には、早いうち、若いうちに経験がなくても
自信がなくても、成果が思うように出なくて迷い悩んで来たけど、
”荷物”を投げ出さないで、いや、正確に言うと何度も降ろしそうになり、
逆切れして投げ出したくなって、

もう一歩も歩けなく、涙と鼻水を流しながら立ち止まって、
でも、そのうち「ここで、この”荷物”を降ろしたり捨てるのは簡単だけど、
それで本当にいいのか?」と自分に問うて、また歩き出す。

で、人は「よく、そんな重たい荷物を背負えますね。」なんていう人も
出てくるけど、「えっ!?そんなんでもないよ」と、普通に言えるようになる。

あたくしは、今一緒に働いている人には沢山の”荷物”を
用意する立場になりました。

せっかく背負う人が、
「社長、この”荷物”贅分と軽いですね」なんて言われない様に
してくことが、あたくしの仕事の一つでもあるのです。

”荷物”という「やりがいと希望」のためにもね。。。。。

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