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一歩、家を出たんだろ。

この”トップギア!!”でも度々書いていますが、
あたくしも含めて、「完璧な人間も、強い(精神的に)人間も
いません。」と言っています。

がしかし、それだからといって、適当に妥協をして、嫌なことや
辛いことから逃げればいいのか?と言えば、普通の人は
「いや、そうではない。」と答えます。

最近も、人と話しをしていて
「どうしてよいか分からない。」と言います。
「なぜ、そのようになるのか自分でも分からない。」とも言います。

それは”ウソ”です。
「どしてよいか分からない」のではなく、「なぜ、そのようになるのか
自分でも分からない」のでもなく、本質的なところから逃げているから、
「分からない」となっているのです。

そのような人に限って、周期的に同じことに陥ったり、言うのです。
なぜか?単純に”自分の事しか考えていない”からです、普段から。

得てして、そのような人は一見優しい考え方の人が多い。
そして、親と仲がよい、尊敬している。

別に、優しいのが悪いわけでも、親と仲が良いのも、尊敬しているのも
悪いわけじゃない。

問題は、家庭の中からその人が出ていないことが問題なのです。

親は優しい(最近は、かなり怪しくもなってきたかもしれないが)、
そりゃあ、身内だから親子喧嘩も兄弟喧嘩もするし、反抗期もある。

それでも、親と言うのはありがたいもので、いくら出来の悪い子供でも
心配なものです。(こんな、あたくしでも親は心配しています。)

しかしね、一歩家から出て親元から離れて、他人様の飯を
食べるようになったら、そこのルールに従い環境になれなきゃダメだ。

様々な事情を抱え、育った環境も違う他人同士が必死に生きている
社会で、いつまでも家に居たときの過ごし易い環境の延長じゃ、とても
やってはいけない。

みんな自分のことで手一杯なんだ、本当は。
ましてや、会社の上司や先輩は親でもなければ兄弟でもない。

同士、仲間、同僚と言う言葉はあるが、あくまでも他人なんだよな。
(中には、なまじっか家族より頼りになる人もいるけども)

要は、家離れ、親離れしていないので、社会に出て会社とかでの
接し方が自分の育ってきた家庭での環境と違っていたら、一気に
悩み、迷う。。。。。

「おい、おい、目を覚ましなさい。」と。
「あなたの、いま立っている場所はどこですか?」とも。

本当に視野の狭い若者が増えてきた。
あたくしは、偉そうに「今の若いヤツは・・・・・」などと言うつもりはない。

逆に、自分にない可能性や才能を見るのが好きだ。
しかし、せっかく社会に出ているのに、今まで育ってきた家庭や
学生時代の、ほとんど”自己中心的感覚”を払拭できないから
自爆してしまう。。。。。

あなたの家庭は良い家庭でした。
そして、あなたの家族も素晴らしい家族でした。

でもね、世の中には上には上がいるんだよね。
そして、親兄弟や学校の先生以外でも素晴らしい大人はいるんだよね。

これだけは言っておくけど、
「あなたが親に対して一番の親孝行は、あなたが健康でいることと、
あなた自身が社会人として自立することです。」

その為には、辛いことがあったり、悩んだくらいで、
家庭や親兄弟の”思い出”と言う温もりに逃げてはいけない。
(かえって、親兄弟が心配するしね)

家を出た人間は(物理的にも精神的にでも)、
社会人として、社会人の付き合いの中で解決していくことも必要なんだ。

社会人にもなって、自分の家庭ばかり”軸”に物事を考えていたら、
ロクなことにならない。

他人の飯を食べて、社会の辛さを経験して、人の情けを知って、そこで初めて
”親のありがたみを知る”もんだよね。

と、全部が全部じゃないけど、最近話をするとこう思うのでした。。。。。

大丈夫、思いでは逃げないから。