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男はロマンチストで、女は現実的。

と言われますが、何のことはなく単に男が単純バカなだけです。
最近、つくずく「女は現実的だよな~」と、思っています。

何かのテレビで「女性が化粧をして素顔を隠すのと同じように、
自分の本心も笑顔で隠せる生き物なんです。」と、心理学者が言って
いましたが、「いいこと言うよな~」と思わず感心した記憶があります。

まぁ、今日は男女の生理学的なことや脳科学的なことではなく、
どちらかというと、単純バカな男の方を自分の経験を踏まえて書きますね。

あたくしも若い時に(今でも危うい時があるけど)経験がありますが、
好きになった女性に”振り回される”。

いや、「振り回されてしまうような目的や目標のない自分」と
言った方が正解に近いかもしれません。

なんせ、世の中の中心が、一日の中心が、好きな女性だけなんですから。
冷静に考えると、そのような男が側に居るのは最初はいいかも知れないが、
”うっとうしい”く感じられる。

そして、段々と女性はそのようなことを言葉や態度で表してくる。
で、余計に気を引きたくなり、それがまた”うっとうしい”。

そうなると、「もう、君達(おまえ)の恋は坂道を転がり始めていますよ。」と、
”負のスパイラル”にずーっぽりとはまる。

なぜ、こうなるんだろう?

でも、仕方がない。
このような経験をして大人の男になって行くのだから。

で、少し免疫が出来ると「はは~、これはこの前の”負のスパイラルパターン”だな」
と、少しは経験が生きてくるが、それでも深みにはまるのが20代。

世の中が、一日が、彼女中心のときは、彼女が「いついつ、どこどこ連れて行って。」
と言われれば、今まで「男の友情が一番だ!」と息巻いていたくせに、
「わぁりぃ、おれさぁ、ちょっと用事が出来たんだよね。」と男同士の約束なんて宇宙の彼方へ。
(あんなに”走れメロス”で感動したはずなのに)

「なぁ、こんどの土曜日休みだったけど、かなり予約が入ったから21:00位まで
出れない?」  「いや~、あの~、その日は前から約束がありまして~」
何のことはない、彼女とのデート。

「こんな部屋がいいよね!?」「あんな車に乗っている人って大人!って感じで
憧れちゃう~!」なんて、言われればお金もないのに背伸びして、嫉妬とで
無理をする。

そして半年後(早ければ3ヵ月後)には、一人寂しく、しかも生活必需品や
カーテンまで持っていかれた部屋でテレビを見て、思い出の光景が蘇り
しっかりと、しかもあと50回以上のローンだけが残ってる車があるだけ。。。。。

ものすごく惨めになる。
別れた女よりも自分自身が死ぬほど惨めに思う。。。。。

でも、そのような経験をすることで、そこから学習する。
「これからは、無理をしないで身の丈にあった行動をしよう」と。

で、「そうだ、今度付き合う女は”わがまま”を言わない子にする!」と
自分の下半身より固く決める。

はずだったけど、欲望や美人には叶わなく何度となく繰り返す。

しかし、あたくし目はそれはそれでいいと思う。
その経験が、本当の意味で「好きな女性との付き合い方や、ある程度の距離」
というものを覚えていくから。

そして、本当にいい女は、好きなものを買えばいいのではなく、いつも
一緒にいればいいのでもなく、時には「俺は仕事があるから今日は無理だ。」とか
「今はそんなお金がないから買えるわけねーだろ。」と、言える男に惹かれると。
(ケチじゃダメだけど)

って言うか、段々と「この女性は付き合うとこうなるだろうな~」って占い師のように
分かるし、それよりも物事の優先順位がわかるようになる。

だから「私と居る時間と仕事、どっちが大事なのよ!」という”下げマン”女には
興味を示さなくなるし、そのように女の言動で一々行動が変わるような男は女の方から
いずれ”三行半”を下される。(どうせ、そんな男は将来が見えていることを
まともな女性は嗅覚で嗅ぎ分けて、現実を見てるから)

あたくしの近くにも、二十歳前後の男の子がいますが、
プライベートをある程度大切にするのはいいけど、そればかり優先に考える男の子は
やはり、仕事に対する姿勢に影響がでる。

結婚してから、いくらでも尻に敷かれるのにね。

しかし、人間は本当に”痛い目”に合わないと学習できないので、
自分の経験談と「優しさと甘さは違うんだぞ、本当に大切にしたいのなら
自分の夢や目標を持ち、それを語りそのように行動することだよ。」と言うようなことで、
少しは気付いてもらうしかない。

まぁ、好きな人に対して、今自分ができる精一杯のエネルギーを使えると言うことは
ある意味において幸せなのかしれませんね、いくつになっても。

でも、「女より仕事だ。」と言える男が少なくなってきましたね、やせ我慢してでも。
いや、昔から少なかったのか。

そういえば、あたくしかっこうつけて「俺はお前より仕事が大切なんだよ。」と
言ったら、「好きにすれば」と言われて、慌てて「な~んちゃって!」と、頭の上で
両手を丸にしておどけてしまった情けない過去もありますが、何か。。。。。


でも、本当に”魔性の女”っていますよね。
この仕事をしてまもなく、常連の(今も)お客さんの名言が今も覚えています。

「女からすれば、別れた男は友達以下だ。」 by オバラ・ススムさん。