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面構え。

いま、NHKで日曜日の夜8:00~9:15分まで『坂の上の雲』と言う、
スペシャル番組をやっています。

これは作家の”故司馬遼太郎氏”の代表的な作品で、”正岡子規”と
”秋山兄弟(軍人)”を通した、日露戦争以前と日露戦争を通し
史実を基にした、長編歴史小説です。

あたくしは文庫本でも読み、フツフツと日本人としてのDNAを感じて
感動しました。でも、本日は『坂の上の雲』についてではなく、本でも
そうですが、テレビでも見ていて改めて明治の日本という国の”気骨”に
溢れた背景や人物像がなんとも羨ましく、そして誇りに思いました。

以前、野幌森林公園にある「北海道開拓の村」に行った時に見た
明治・大正時代の学生さんの写真を見たときに、「うわ~、すっげー
迫力だな~!」と、思ったのを覚えています。

確かに、現在とは写真の質も違うのもありますが、それにしても
学生なのに”面構え”が違う。

今なら、写真を写す時には、
「は~い、笑って~、チーズ(寅さんは”バタ~”って言ってたけど)。」など
と言って、やたらと笑顔にしたがりますが、慣れていなく緊張していたせいも
ありますが、それでも迫力が違う。

”面構え”のどこが凄いのか?と言うと「目つき」です。
あの”目つき”を見ると「この人、ぜ~ったいに戊辰戦争で人を斬っちゃった
よな~。」と思うほど、それほどまでに”気迫”がある。

しかも、まだ10代なのにです。
きっと、今の時代にあんな”面構え”の人が前から歩いてくると、
”アンダーグラウンド”的な生き方をしている人も、道をあけるでしょうに、きっと。

そう言えば、小さかった頃に”じいさん”の若い時の写真を見ました。
柔道をやっていたので、道場で皆と写っていた写真ですが、その写真にも
いかにも”猛者(もさ)”と言う感じの人たちが写っていた記憶があります。

(よく、”じいさん”に巴投げなどをしてもらいました。その度に、”じいさん”は
”ばあさん”に怒られていたけど)

そう考えると、現在の男子は「草食男子」なんて呼ばれるのも分るような
気もします。たまに、街で半ケツ姿のいい腰つきを見て「ラッキー!」と思って顔を
見たら「えっー!男かよー!!」と言うことが、ここ1,2年特に増えましたもん。
(見てんのかよ!)

モノがあり豊かになることは悪い事ではないのですが、
「でも、心が豊かなのが一番幸せなんだろうな~。
それにしても、このままなら”日本”はどうなっちゃうんだろうな~。」なんて、
テレビを観ながら”青臭い”ことを考えてしまいました。。。。。

そう言えば、「北海道開拓の村」って、儲かっているんだろうか?
もっと、今回のように話題になったりしたら、大河で有名になった地域がするように
イベントなどをしたり、なんかもっと出来ないもんですかね?

でっかいお世話か。。。。。