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あるコラムを目にして。

美輪明宏、17歳。
その日は、まさに人生どん底の日だった。
店をクビになり、泊まるところもない。
どしゃぶりの雨の中を、ただ、力なく歩き続けていた。

こんなときこそ、夢をもてる歌を。
そう思い、シャンソンの「バラ色の人生」を歌いだす。
前向きに、声高に歌っているときだった。

横を走るトラックが泥水をはねる。
泥水が、口や目の中に入った。
その、バラ色の人生を歌っている口の中へ。

はりつめていた気持ちがゆるみ、座り込んで泣き出す。
彼は誓う。
いつか大きなステージで、満員の観客で、もういちどこの歌を。

その後、美輪は念願のヒット曲を生み、
日比谷公会堂の満員のステージに立っていた。
アンコールの演目は、あの日歌った「バラ色の人生」。

人生は、マイナスだった分だけ、プラスがある。
彼が信じていたその法則を、身を持って証明した瞬間だった。

古田組・井手康喬氏のコラムより。

前にこの”トップギア!!”で書きましたが、物事も人生にも最終的には帳尻が合うように
出来ているんだと思います。先日、お会いした方もこの半年間で中々の体験をしました。
で、最近になり良い潮目になって来てるようです。それまでは誰とも話したくもなく
会いたくもなかったと言っていました。(わかります)

いつ、どのタイミングで、どこで、誰が何が切っ掛けになるか分りません。
それは良いこともそうでないこともです。。。。。

追記 今日のラジオは”一条まるふじの六周年の告知です!!