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マイコーヒーの思い出・・・・・。

その昔、建築業で働いていたことは何度かこの”トップギア!!”でも書きましたね。

最近、なぜか?無性に飲みたくなる缶コーヒーがあります。
クリック!→ファイル 3099-1.jpg
はい、「マイコーヒー」です!
そう、建築や建設業などの現場では10時の一服、12時の昼休み、15時の一服とあります。

10時と15時は15分程度で、まさにジュースを飲みながらタバコを一服の時間なんですね。
札幌での現場では三人一組で行動するんですが、リーダーがヘルメットに二本線の
職長(しょくちょう)、そして中堅、新人のチームです。

「たかし、ジュース買って来てくれ。領収書忘れんなよ。」
「尾崎さん、なに飲みますか?」「ば~か、俺は何時も”マイコーヒーよ!!
無ければ、ベルミアコーヒー♪(ベルミーコーヒーのCMを真似て)よ!」と。
ファイル 3099-2.jpgこれ。
「永井さんは?俺はジョージアで」(永井さんはとても温厚な先輩です)
「わかりました。」と近くのお店でマイコーヒーとジョージア2本を買って戻ります。
「あっ!?お前らジョージアか!?」 「はい」
「分かってないな~!やっぱコーヒーはマイコーヒーよ!!それかベルミアコーヒー♪よ!!」
永井さんと2人して苦笑いをしながら「・・・・・」

で、尾崎さんがマイコーヒーを一口飲み「これよ、これ!」
「そんなに旨いんですか?」「あったぼーよー!!たかしも一口飲んでみれ」
「いや、いいっす」「いいから遠慮すんなって!」「じゃあ、一口」「なぁ!?旨いべ!」
「まぁ・・・・・」 “永井さん”は賢いのであたくしらの会話には参加しないでセブンスターを
吸いながらジョージアを静かに飲んでいます。
「たかし、分るか?マイコーヒーとジョージアの違い」と、殆んどスルー状態の永井さんに
当てつけのようにあたくしに語りかける“尾崎さん”。
「いえ・・・・・。」「よし!なら俺様が教えてやるから、よ~く聞けよ!」
あっ、言い忘れましたがこの”尾崎さん”は決して悪い人ではないんですけど、
なんていうか、一言で言うと「面倒くさい人」なんですね。(笑)

「いいかたかし、よく聞けよ」と言いつつ、まったく興味を示そうとしない”永井さん”を
チラ見しながら「マイコーヒーの特徴はな美味しい甘さよ!」
「・・・・・?」「わかるか?たかし!?マイコーヒーの特徴は美味しい甘さなんだよ。」
「・・・・・?」 「それに比べてお前らが飲んでるジョージアは」と”永井さん”をまたチラ見して
「ジョージアはマイコーヒーに比べるとスッキリとした甘さよ。」「・・・・・?」
「尾崎さん、スッキリとした甘さの方が飲みやすいんじゃないすか?」
「そこよ、たかし!いいか、よく聞けよ俺達は肉体労働だろ。疲れを感じるし、その疲れを
取るには甘いのがいいのよ!」(今でいう所のめっちゃドヤ顔)
何となくもっともらしいので”永井さん”をチラッと見ると、まったく興味を示さないで
チルチルミチルの100円ライターで3本目のセブンスターに着火。
「分かったか?たかし」「まぁ、なんとなく。でも、俺はマイコーヒーも好きすけど、ジョージアの
方が飲みやすくていいすね」
”尾崎さん”はじっとあたくしの顔を見ながら「ホォ~そんなに俺様の言うことを
否定したいんだな?」
「いえ、否定ではなく好み」と言いかけた時に「どら、一口飲ませてみ!」と言い、承諾の確認も
せずに半分は残っていたであろうあたくしのジョージアを一気に飲み干して
「よし!そろそろ時間だな。」と現場へ。

「なんかヤバイこと言いましたかね?」と”永井さん”に聞くと「大丈夫だよ。」と至って冷静に。

昼休憩はジュース代は出ないので、15時の一服の時にお金をもらい10時の時のように
あたくしと”永井さん”のジョージア、”尾崎さん”のマイコーヒー3本を買っていくと、
なぜか”尾崎さん”真っ先きにジョージアを手に取りました。
もちろん”永井さん”もジョージアなので残っているのは「マイコーヒー」
敢えて何も言わないで(言うと面倒な話になるので)、何事もなかったように
違う班の人の話しで盛り上がりました。

その後、ジョージアが物凄い勢いで売れ始めたのですが、あたくしは心の中で
「これは売れるな」と思った瞬間でした・・・・・。
ファイル 3099-3.jpg

追記 あいにくの天気ですが屋内なので無問題!!
全店15時からやってますのでお待ちしていますね!!