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業態としての店の楽しみ方。

その店にはその店の楽しみ方があります。
少し専門的言うと”業態”としての楽しみ方です。

例えば、酒場だと椅子は丸椅子や少し硬い椅子で居心地は悪いけど、お酒も食べ物も
安い価格で提供しています。

これが、インテリアや照明に凝っていて、ソファーで落ち着いた飲食できるお店の
商品は比較的に高めに設定されております。

つまり、酒場はインテリアや商品にそこまでお金を掛けていない分(労力は掛けてます)
また、居心地を優先させていない分、20~40分位と回転率で成立しています。
また、レストランなどは居心地や商品にそれなりの原価などを掛けているので
ゆっくりと飲食や会話なども楽しんでもらうために2~3時間過ごせるようにしています。

酒場なら、2000円以内で満足できるし、レストランなら5000円以内で
満足できるように北海道ならなってるはずです。(余程の呑兵衛か大食漢じゃなければ)

どっちが良いとか悪いではなく、その時々の状況(財布の中身や一緒に行く人や
その日の気分など)で選び楽しめばいいと思う。

けど、たまに「ん?」と言う人が増えてきました。
どう見ても、”ど酒場”なのに「すいません、個室ありませんか?」は可愛い方で
「すいませ~ん!禁煙ルームとかはないんですか!?」って、これが”金富士”の
マスターなら打ち首もんですからね。(笑)また、なぜ?値段が安いのか?を
気にしていなく、「あそこのお店のイス硬かったわね」とか平気で言います。
で、そのような人に限ってオーダーが水と串もので二人でしめて1296円(税込)。
しかも、話が長いのでたっぷり1時間半。コラッ!コラッ!コラッー!
せめて、水はヤメロー!って言うか、それなら食堂へ行きなさい!!(笑)

そう、何だかここ最近、食堂、酒場(焼き鳥や)、居酒屋、レストランと言ったボーダーラインが
無くなったのか?分らないのか?酒場でレストラン並みの雰囲気やサービスを望み
レストランで酒場並の価格帯を期待しているように感じます。

やっぱり、そこそこでお店(業態)の楽しみ方ってあると思うんですよね。
それらを体験し、大人の嗜(たしな)みを身に着けて行くんだと思いますよ。。。。。

追記 そうだ、先日”満福や”が自分たちでお店の壁や天井のペンキ塗りをしました。
ビフォーファイル 2518-1.jpg
アフターファイル 2518-2.jpgどうですか?夏らしくサッパリ!としたと思いませんか?
実はあたくしは自分たちでペンキ塗りをすると聞いて反対でした。
理由は、あたくし自身も経費を掛けれなく自分でペンキを塗った事があるからです。
「なら、いいだろ?」と思うけど、実はそんなことする時ってかなり自分自身が追い込まれて
「自分で何でもやるしかない!」と独りよがりになってしまってるんですよね。
でも、今回は”いっく”がスタッフ全員と共同でペンキ塗りを通して何がしかの思いを伝え
たかったんだと思います。その結果が、業者さんに頼んだ時の三分の一以下で
収まりました!!ほぼ、ペンキ代!!人件費?”いっく”のことだからモチベーションと
吉野家ではないかと・・・・・。

お金じゃないんです、一緒に自分たちの店を作った!と言う、そこなんですね。
(経費、助かった~。オイッ!)

店って「生き物」なんです。働いてる人が手を加えて気持ちを込めれば込めるほど
お客さんを呼んでくれるんですよね。。。。。

追記 と言うことで、どう?”いっく”、お客さん入ってる!?
さっぱりした”満福や”に行ってみて下さいね!!

つーか、トルコ大丈夫か?あたくしはこの名前に物凄く愛着があるので・・・・・。(笑)