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結局、部下は鏡と言うこと。

店に居るスタッフは愛嬌もあり良く働くのに、なぜか?
イマイチ戦力になるスタッフに育っていない場面に出くわします。
それは店長の責任によるところが極めて大きい。

飲食店、特に接客をする上で「愛嬌であったり、人なっつこい」のは
非常に重要なことですし、それだけでも十分と言う意見もあります。
が、お客さんにとってはそれだけで十分でも、店側としてはそこから
更に一歩、二歩進めて行かなければなりません。

それは”戦力になるスタッフを育てる!”です。
ここでいう戦力とは1、お客さんを呼べるスタッフ。 2、スムーズな運営が
出来るスタッフ。 他にもありますが大まかに分けてこの2点が身に付けば
お店の戦力になり、そのようなスタッフが多ければ多いほど業績が伸びます。

「愛嬌が良かったり、人なっつこい」と言うのは、殆どはその人の人間性です。
それに甘えていては店長失格の烙印を思いっきり押されます。
だって、それは店長の手柄でもなんでもなく、その子とその子の周りの環境の
お蔭ですからね。(笑)

それまでは初めから形の良い原石と同じです。
店長は、その原石をビッカビッカに磨きダイヤモンドにする努力と工夫をするのが
店長の仕事の一つになるんですよね。

良く、店長一人の頑張りで業績の伸びている店を見かけますが、個人の業績だけを
見ると〇ですが、店長としては極めてXに近い△です。
店長は「人、モノ、金」を動かし業績を上げ、会社に利益を上げるマネジメント力が
求められる仕事です。一時の安売りで業績を上げたり、常に販促に次ぐ販促で
業績を上げているようじゃ先が見えますからね。

それに「会社に利益を上げる」と言いましたが、利益とは何もお金だけではなく
お客さんからの店の良い評価であったり、会社に貢献する人を育てることも
十分な利益でもあります。

新米店長やナルシスト店長はそれが分っていないし、出来ない。
ここで言う、ナルシスト店長と言うのは、「俺(私)以外には出来ないし、任せられない」と、

結局は部下に仕事を任せることが出来なく、自分の能力を過信している店長を指します。

朝から晩まで独りで動く。で、スタッフは半年経っても、仕事が新人並のスキル。
この様な光景を目にする度に、涙が出るほどそのスタッフを「可哀想に」思いますし、
同時に、その店長に猛烈な怒りがマグマのように沸いてきます!!
だって、その怠慢な店長のために石ころのままで輝けずにいるのですから。

上手な店長は、手際や効率が良く「人、モノ、金」を動かし、部下に仕事を教え自分の
仕事をバンバン任せて行くので、精神的にも時間的にも余裕の持てる店長です。
そう、自分の考えを伝えテクニックを惜しみなく教えるので、店長のような考えや動きの
”強くて、デキる”スタッフが出来るのでお客さんが満足し業績が上がるのも当然です。

でも、いっこうに業績の上がらない店長や時間的に余裕のない店長などは、
教えない(教えることが出来ない)→業績が上がらない→時間がない→なので、
教える暇がない。と言う、負のスパイラルにどこまでも落ちて行くんですね。

業績を上げるのなら、一見果てしなく感じるかもしれませんが「戦力になるスタッフを育てる」
ことです。もちろん、時間も掛かるのでその間に行うことはありますが、お客さんもスタッフも
そして自分自身も幸せになりたく、楽をしたいのなら”戦力になるスタッフを育てなさい!!”
となります。

追記 人育てに「ここまで」と言うことはありません。
一生続きます。まさしく”エンドレスゲーム”。
それは、「部下は自分の鏡。部下を育てる事は自分を育てること」と同じ。
子育てもそうじゃないでしょうか。。。。。