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この時期に思い出すのは。

この時期になると思い出すのは、青森市三厩(みんまや)村で青函トンネル
の仕事をしてお盆に帰省する時のことです。

あたくしは一年の内に半年以上は本州で働いていて、そのほとんどが
三厩村での仕事でした。冬なら朝は暗い内からトンネルに入り、出る頃にも
日が暮れて暗かったです。(笑)

夏は夏で宿舎の前が海だったので早く帰ってきたら皆でウニを捕ったり、
週末は約1時間半掛けて青森市へ遊びに行ったものです。

土曜日は半ドンで、急いで風呂に入り支度をし先輩達と現場用の
ワゴン車や2トントラックに分乗してワクワクしながら青森市を目指したものです。

その頃に良く掛かっていた曲が”久保田利伸”の「流星のサドル」や”中村あゆみ”
の「翼の折れたエンジェル」、”LOOK”の「シャイニオン君が哀しい」でした。

久保田さんと言えば”ミッシング”なんですが、先輩が何故か同じファーストアルバム
の中に入っていた”流星のサドル”を気に行って「タカシ!この曲は絶対にヒットする
から見てれよ!」が口癖でした。

車の中で何百回も聴かされて今となっては楽しい想い出の曲です。(笑)
結果は先にミッシングの方がヒットしましたが同じ久保田さんのなので
結果オーライですけどね。

それで、大体8月12日位が札幌へ帰る日で宿舎の物置から機材を満載に
積み込むのですが、仕事と違って「これから札幌に帰れるんだ~!」という
嬉しさと、約一週間の休みを取れる解放感で皆ウキウキしながら、いつもなら
つまらなく笑わない冗談でも笑みがこぼれておりました。

当時の上司や先輩って18,9歳のあたくしから見たら、もの凄く年上に映りましたが
まだ、20代や30代前半だったと思うと今さらながら驚きです。

まだ青函連絡船があり、青森港を発つ時には10日後には
また来るのに、もうしばらく来ない気になるんですよね。(笑)

青い海、澄んだ空、潮の香り、まったく聞きとれない津軽弁、懐かしいな~・・・・・。

来年あたり、青森にでも行こうかな。。。。。

追記 先輩の一人が宿舎のテレビの上にある黒電話で皆が見守る中、
奥さんと電話していて、奥さん寂しかったのか中々電話を切らなくて
先輩が少しキレ気味に「もう切るぞ!」と言ったら、「何か言うことないの?」と奥さん。

先輩「何よ!?」 奥さん「一番最初が”あ”で一番最後が”よ”!」
先輩「わかった、あばよ!」と言って電話を切りました。。。。。

”流星のサドル”

”翼の折れたエンジェル”

”シャイニオン君が哀しい”