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仕事の哲学。

寿司職人で日本初のミシュラン三ツ星を得た、銀座「すきやばし次郎」
の店主”小野二郎さん”の言葉です。

記者から神の領域ともいわれる小野さんの握りの技術は、
どうやって身につけていかれたのですか?と質問をされて、

「これはもう自分の努力ですよね。
100個握るよりか1000個、
1000個よりか10万個っていうふうに、
数を握れば上手になりますし、
それはもう、数をやらなきゃダメですよ。

そうやって、死ぬまで勉強、死ぬまで仕事だと思いながら
一所懸命でやらなかったら、何をやってもダメだと思いますね。

うちの店でも、ここへ修業に来て3日も持たない子が
いっぱいいますよ。

一番短いのは、午後にお母さんが連れてきて、
その日の夜にそのまま帰っちゃったという子(笑)。
夜中で、電車も何もないから浜松までタクシーを走らせた。

他にも、人員に空きが出るのを半年も待ってて、
やっと声を掛けたら、何も知らない素人だから、
皆が仕事してるのをただ見てるだけ。
それで「立ってるのが疲れたので辞めます」って(笑)。
その程度の者が多いんです。

だから、私はこの仕事は合うとか合わないとかっていう
若い人の言い分を聞くと、つい言いたくなるんです。

仕事っていうのは合う合わないじゃなく、
こっちから努力して合わせていくものだって。

これが自分の仕事だと思って一所懸命でやれば、
仕事というのはかわいくなって、
自分がだんだんその中へはまっていくものなんですよ。

そしたら自分のことも好きになっていきますし、
楽しくなってきますし、やっぱり自分が
そこに惚れ込んでいかなきゃダメだと私は思いますね。

また、このようなこともおっしゃっています。
「一度自分で仕事を決めたら、どっぷりとその仕事に浸からなきゃいけない」と
二郎さんは言います。
「仕事に惚れなきゃだめなんだよ。
仕事の不平不満なんて言ってる暇はない。
技を磨くことに人生を賭けなきゃ。仕事で成功したり、
立派だと言われるようになる秘訣は、こういうことなんじゃないかな」

“すしの神様”の異名をとる小野二郎さんの記事より。

どの仕事も、仕事以外も(学業、恋愛、家庭、子育て)決して一筋縄
ではないかないですよね。だからこそ、人生が面白くなるということもある。

でも、仕事って不思議だと思いませんか?
仕事が順調な人ってどんなに忙しくても輝いていますでしょ?
逆にそうでない人は表情にツヤがなく声にハリがない。

まぁ、何を持って”順調”と言うのかはその人の自身で違いますけどね。

あっ、イケネッ!最近、カサカサで声にもハリがネーや・・・・・。

(有)丸か加藤商店