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「おや?ポンプ車だ・・・・・」

「おや?」
事務所の近くの工事現場で、懐かしい光景を目にしました。↓
ファイル 1632-1.jpg
あたくし以前にも書きましたが、この仕事をしておりました。
「生コン打設」の仕事です。

ビルや住宅の基礎、及び階が上がる度に生コンを流して
階を重ねて行くのです。
ファイル 1632-2.jpg

その日の天候で生コンを硬くしたりゆるくしたりします。

夏は暑くても地肌を見せません。
あたくしの場合は生コンが肌に合わなく荒れてしまうからです。
(でも、つなぎ服の上からでも荒れておりましたけど)

あたくしは助手をやっておりまして、運転手兼操作係の人が
ミキサー車から流れてくる生コンの硬さを調整して、ホースの先を
持っているあたくしと無線でやり取りをするのです。

場所によっては電線が張り巡らされていて、本体のポンプ車の
ホースを上手に電線を避けながら目的の場所へ行くようにします。
中々、難しい。

ポンプ車もバランスを取るために配置するもの中々難しい。
また、ビルの上の方ならば操作する人から見えないので、無線で
やりとりをするのですが、周りがうるさかったりすると聞こえにくくて、
暑さもあり怒鳴り声になることもしばしば。

「テメーでやれよ!」
「なにー!」
などと言った言葉は日常茶飯事でした。

暑さと二日酔いでフラフラになってバテバテの時には、
現場でよく合う建築業の人達が助けてくれたりしてくれました。

小さい面積の所ならばいいのですが、ビルの一面の時には
生コンで勢いのあるホースを持ち、中腰のままで後ろへ下がりながら
生コンを打設してくるので本当にキツイ。

何だか自分自身に悔しくて逆切れで半べそをかきながらやって
いたことも度々ありました。

でも、ひと仕事を終えて帰りのポンプ車から見る外の景色は
何とも言えない満足感と言うか達成感とでもいうのか、そんな
気持ちになります。

たまに、一緒にやっている上司の人の家に呼ばれることもあり、
そこでご飯とお酒をご馳走になり帰ってくることもありました。

もう、26年も前のことです。

足立さんのおじさんは元気かな~
まだ、打設やをやっているのかな~

最後の方は色々とあって、きちんと挨拶をして来なかったような
気がします。丸かのスタッフが同じ事をすると、もの凄く怒るのにね。

会う機会があったらちゃんと、お礼と不義理を謝りたいと思います。

「お陰さまで、今こうして頑張っています」と。。。。。

追記 先ほど見たら↓
ファイル 1632-3.jpg
今度は圧接やの仕事です(この仕事もしてました)。
立っている鉄筋は柱になる鉄筋です。この鉄筋を切断してか、そのままサンダ―で
面の表面を削り、器械を付けてそれにまた鉄筋を上に付けて、その接続部分を
ガスであぶるのです。そのようにして1階、2階、3階と建物が出来て行きます。

こんな風に。
ファイル 1632-4.jpg
これは梁筋(横の柱)ですが、これを縦になっているんです。
鉄筋を素手で持ち上げて付けるので、力よりもコツがいるのです。

きっと、この現場は2,3日にで圧接をすると思います。。。。。