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うん~、迷うな・・・・・。

最近は電子書籍で本を読んでいる方を見かけます。
本だと持ち運んだり、読んだ本はかさ張るので、電子書籍ならば
便利ですよね。(って言うか、まだ仕組みを理解していませんが)

あたくしも以前ほどではないですが、本を読むのが好きです。
(西やんは活字が好きだ。と言って本を読んでいましたが)

最近本を読んでいない理由の一つとして、
1、読んだ後にかさ張る。
2、読みたい本を買いまくり、結局読まない事が多い。
の2点ですね。

1の本がかさ張るについては、「ブックオフにでも出せばいいじゃん!」
と思いますが、貧乏性故に「また、いつか読み直すかも知れない」と
思うので取っておくんですよね。

でも、ほとんど読み返さない。
それどころか(特に文庫本)、前に買ってあるのに忘れていて
また同じものを買い、「あれ?これって前にも読んだことが・・・・・?」
となる時があります。

戦国武将の本は時代背景や出来事・人物などどが似通っているので
特にそうなんですよね。大体が戦国物が好きなのと「戦国武将のリーダー論」
などと言うタイトルなどを見ると、

「そうか~、ちょっとの失敗や一度の敗戦で領土を奪われたり、
死ぬかも知れない時代の優れたリーダーはどのように考え、戦い、
また、どのような人生をおくったのか?」と、参考にしようと買うのですが、
その本を読んで一年、二年と経っている内に同じようなサイクルで
同じような立場・状況に立たされてしまい、ついつい手に取ると同じ本だった。
と言うことです。(結局、進歩していないという事ですね)

ちょっとそれてしまいましたが、そんなこんなであたくしも電子書籍デビューを
目論んでいます。普通にPCとしても使えるし。

けど、なんとなく後ろめたい気がするんですよね。
慣れていないのもありますが、どこか”勉強”をしている。と言う思いがあるので、
ちゃんと本を手に持ち一枚一枚ページをめくり、気になることや人物関係が
複雑な場合は読み返しながら読む癖がついていますし、

本当に自分自身に大切な箇所に赤線を引いたり、思いついたことを
書き込んだり出来るのも本のメリットだと思うのです。

そうそう、先日「セレンディピティ」と言う言葉を目にしました。
知っている方もいると思いますが、一応どう言意味かと申しますと
「何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける
能力・才能を指す言葉である。何かを発見したという「現象」ではなく、何かを
発見をする「能力」を指す。平たく言えば、ふとした偶然をきっかけに閃きを得、
幸運を掴み取る能力のことである。」と。

分かるような気がします。
いや、分かります。あたくしが言いたかったことがこの”セレンディピティ”です。

結局、本を読むと言うことは知識だけでなく”思考”を得ることでよね。
しかも、何かを探している内に「別の価値あるもの」を見つけることって
本当のよくあります。

まったく仕事に関係ない小説を読んでいたのが、思いっきり仕事のヒントに
なったりと。で、ここで言う「幸運を掴み取る能力」に繋がるんですよね。

先日、出版社や取次関係者が参加した「東京国際ブックフェア」で、角川歴彦会長が
「電子書籍が近い将来、紙の落ち込みをカバーするにとどまらず、再販・委託制に
支えられてきた戦後70年間の出版業界全体を根底から変革するカギになる」と
説いたの対して。

お茶の水大学名誉教授の外山滋比古氏は「思考力を鍛える本の読み方-
乱読のセレンディピティ」と題して講演をして、「本の乱読」がセレンディピティに
最も適していて、知識をいくら増やしても思考がなければだめで、インターネット
など新しいメディアには期待できない。と、断言しました。

うん~、影響されやすいあたくしはこの記事を見て益々迷っています。。。。。

追記 今年、90歳になる外山氏は「知識は老化するが、思考は老化しない」
と主張しております。

益々、うん~・・・・・。

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