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こんな便利な時代なのに・・・・・。

今日も札幌は良い天気で28℃近くになるとのこと。
そう、こんな日は”アイスコーシー”なんぞを飲むのが一番です。
事務所近くのコンビニで最近飲んでるお値段以上の?
”アイスコーシー”を120円買いましたが、↓
ファイル 1580-1.jpg
じぇじぇじぇ、マジか~!!!(続きは最後に)

その昔、あたくしたちがメニューを考案する時にはレタスクラブや
オレンジページなどといった女性向けの雑誌を参考にしておりました。

料理人はお堅くぶ厚い調理師協会発行などと言った、
バカ高くてほとんど協会の資金になる本を見ていましたが、
あたくしから見ると、どうも古臭いんですね。

料理人は「女性向けでしかも家庭で作れるような物なんか
作れるかよ!」ってな感じで、「これ面白いよね!?」と言うと
「そうですか?でも・・・・・」と決まって何だかんだとやりたくない
理屈をこねて来たものです。

確かに、「冷蔵庫の残り物で絶品料理!」「超簡単!
1分調理!!」などと言った、素人向けですのでプロでもある
料理人のプライドが許さなく、素直に「はい、作りましょう!」とは
行きませんよね。

確かに雑誌の通りに作っても、所詮雑誌は目に訴えるので
とにかくアングルや画像、器などを最大限に気を使い良く見せるのですが
店で実際に作って見ると「なんだこりゃ!?」と、かなりチープに。

しかも、誰も食べたことが無いので「こんな味か・・・・・?」と疑問符の
付く商品が大半なんです。しかも、そのまま作ればいいのに余計なことを
して、作る人がアレンジしちゃうんですよね。

「なに、こんなの付いていた?」「うん?キャベツでなくてサニーレタスだよな?」
「いえ、無かったのでこれにしようかと」「こっちの方が食感があっていいかなと」
「・・・・・。」(ドヤサァ!)

けれど、本チャンはここからなんです。
そこから、「これをお客さんに出すのとしたらどんな商品にしたらいい?」
となり、そこから食材や味・器を変えて行き自店の商品に変えて行くんです。
ネーミングだけパクって。(笑)

大体において、何時も同じ店にいて、同じ仕込みをして、同じ料理を
作っている人に「何か新しいものは?」とか「季節感をだそうぜ!」と
言っても、80%無理です。(笑)

でも、それは仕方がないんです。
料理人は作る当事者ですし、あたくしたちみたいに直接お客さんに
向き合っている訳ではなく、オーダーをこなして作ることに向き合って
いるのですから。

なので、店長などの責任ある人が客観的な視点で探し考えるのです。
料理人からは「料理も作れないのに勝手なことを言うなよ、なら、お前が
作れよ!」と思うし、責任者は「単純にやったことがなくて自信がないんだろ?
つーか、自分達の仕込みとかオペレーションの事ばかりでなくて、お客さん
と店の事も考えろよ、この、すっとこどっこい!!」となりますが、

そんなこんなを何度も乗り越えて納得した商品が出来て、実際に店で
出し評判になる経験を通して、お互いに信頼関係が生まれるんですよね。

けど、そこから逃げていたら本当に良い商品が生まれないばかりか、
ホール対キッチンというメソポタミア文明から続いている縮図のまんまです。(笑)

まぁ、今は雑誌もかなり進歩して、もの凄く勉強になります。
今では料理人の方が興味を持って見ます。良い傾向です。

けど、雑誌だけでなくネット検索をすると興味のある料理のレシピだけでも
何千、何万と出て来る非常に便利で恵まれた時代ですが、それなのに
それらを活用しようとしないって、「どこまでお前さんは余裕なんだよ!」と
怒りを覚えます。(つーか、怒ってますけど)

あたくしたちの仕事は毎日、毎日、違うお客さんが来ますので
”マーチン・ルーサー・キング”じゃなくて”ルーチン”ではダメなんです。
(ちょっと、キングさんの名前が長かった)

丸かのスタッフ(特に責任者)には、もっと積極的に勉強して
飲食店の本文を全うして欲しいと思う、今日この頃です。。。。。

でも、あたくしは不思議と料理長たちに恵まれています。


追記 いつも通りに120円のお値段以上の”アイスコーシー”を
買った後にレジ横を見ると「オリジナル店内焙煎コーヒー、温・冷100円」
などと書いているではあ~りませんか!!(これは、お値段”異常”の方だ!)

今まで5本は買いました、分かっていれば6本買えたのに・・・・・。
でも、量が少ない感じです。

氷抜いてもらおうかな。。。。。