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可能性にむかって、汗をかけ。

以下は、作家の”伊集院静”さんの著書「贈る言葉」を紹介した
言葉で、本屋さんのレジにあった冊子の中に書いていた言葉です。

ここから、

『新社会人おめでとう。今日は、君はどんな街で、
どんな職場で、どんな仕事に就いただろうか。
どんな仕事で、どんな職場であろうが、そこが君に
出発地点だ。そこには必ずかがやく君の明日がある。
今の君には見えないかもしれないが、
仕事とは何かをかなえるためにあるんだ。

何かとは、まぶしい明日だ。未来だ。
信じて欲しい。仕事とはすばらしい可能性を持つものなのだ。
そのためにはベストをつくせ。
可能性にむかって、汗をかけ。
私たちが信じた可能性を君たちにも信じてくれ。
信じるもののために、汗を惜しむな。
今、君が出す汗が、どれほど貴重で、
どんなにまぶしいかやがてわかる時がくる。

フレッシュマンよ、
今日から自分だけのために生きてはいけない。
仕事とは誰かを、社会をゆたかにするものだ。
その汗は、苦しい、辛いことをともなうぞ。
くじけそうになった日は、
夕刻、美味い一杯をやれ。
そうすれば、なんだか明日もやれそうだと
力が湧いてくるものだ。』


『人生にはさまざまな出発の時がある。
或る人は故郷を離れる時だったという。また或る人は
美しい伴侶と人生を歩きだした時だという。
出逢いと別離が人に何かをさせるのだろう。

若い時、この日から自分をあらたにしなくては、
という日がある。

初めて社会に出る日、新社会人になる日もそうである。
それまで、いつも誰かが君を見守り、育ててくれた時間に
別離を告げて、一人で歩いて行かなくてはならない。
期待もあるだろうし、心配や不安な気持ちになるだろう。

それは私も同じだった。

そんな時、一人の先輩がこう言ってくれた。
「失敗してもいいじゃないか。君は君の可能性のために
これから歩きだすのだから」

―可能性?と私は思った。

そうか自分は、自分の幼いころからの夢、可能性のために、
今日から歩きはじめるんだ。

春が来て、花が咲くことが何の不思議もないように、
君たちは大人への、社会人への道を歩きはじめる。
そうしてきちんとした大人にあんる。自信を持ちたまえ。
君は君だけの素晴らしい大人になるはずだから。』

ここまで。

これは新成人へ向けた伊集院静さんからの励ましでもあり、心構えでも
ある言葉です。

あたくしはこの言葉は単に新成人への言葉ではなく、既に社会に出ている
会社の人生の上司・先輩たちが心に刻んで欲しいと思います。

「今時の若者は」とか「ゆとり世代は」「パワハラで訴えられる」
「嫌われるし」などと、情けない能書きを言っている暇があるのなら、
社会・人生の先輩として”心構え”を堂々と述べることです。

恥ずかしがらず、怖がらずに、その立ち居振る舞いを若者は見ているのだと
思います。。。。。

『贈る言葉』

追記 今日、”いっく”がラジオに登場です!!
20日土曜日、夜8時から、HBCラジオに出ちゃいます!とのことですので、
あまりラジオを聞かないと思いますが、今日くらいは聞いてみて下さい!

えっ!?ラジオが無い?
コンビニでも売っていますから、買って下さい。(笑)