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安心感

(有)丸か加藤商店がここの場所へ来て、今年の4月で
丸9年になります。

その頃からのお客さんも近所の店並も贅分と様変わり致しました。
西11丁目駅の出入口にあるローソンは8年くらい前には、現在
空き店舗になっている石山通り沿いの場所にありました。

今の場所に移ってから調子が良いみたいで、コンビニらしく
365日、24時間それなりにお客さんが入っています。

前の店舗からお世話になっている”おねーさん”は今でも健在で
うなぎの季節になれば「そろそろですね」と言い、恵方巻きの季節に
なると「またこの季節が来ましたね」と、こちとら恵方泣きですが
そのような上手なセールスをしてくれるものですから、ついつい
あたくしは買ってしまっております。

以前は(と言っても、約6年前になりますが)地下鉄で通っていたので、
事務所へ来る前にほとんど毎日寄っていたのですが、今の住んでいる
所から事務所へは通勤路が少しずれるので、違うコンビニへ行くのですが
それでもたまに寄ると「あら、久しぶりですね、忙しいんじゃないですか?
お体に気を付けて下さいね」と声を掛けてくれます。

なんだか、こっちも久しぶりに来たのだからその”おねーさん”のレジが
空くまでさりげなく時間を潰して待ったりしております。

先日も久しぶりに行くとお弁当などを入れるクーラーボックスが
何かの景品なのかは知りませんが、残っていたみたいで「お弁当など
入れるクーラーボックス要りますか?」と言われ、基本タダでもらえるものは
カキフライ以外はもらう主義なので「はい!」と。

すると青とピンク色の二つを持ってきてくれて、「ピクニックの時にでも」
という何とも昭和チック満載の涙がこぼれそうな言葉を添えてくれました。
(ハイキングでも涙ものです)

いつもは夕方くらいまでの勤務なのですが、その日の帰りに
20時くらいに何の気なしに寄ると、その”おねーさん”がいて
「あれ!?今日はこの時間までですか?」と聞くと、

出てきた言葉が「今日はスペシャルです!」と笑顔で言われ、
思わず「降参!」と喉元まで出そうになりました。(笑)

何でしょうか?
ピクニックと言いスペシャルと言い、50才前後の”おねーさん”が
口にするとなぜかホッとしますし、年季の入った人生経験が一杯に
詰まったユーモアを感じます。

飲食店でもそうですが、若い子は確かに”ピチピチ”さがあり
それはそれなりですが、人生経験のある年季の入った方は思わず
苦笑いしつつも、何だか上手くは言えませんが安心感がありますよね。

おっと、「年季の入った」などと余計なことを、まだまだ洒落の分かる
素敵な”おねーさん”でした。。。。。