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覚悟を決めて話せば・・・・・。

テレビで仲居さんの奮闘記物のドラマを見ていたら、
仲居さんが大切な料理と高価な器を割ってしまって
必死に誤っている場面でした。

他の仲居さんも「どんな罰でも受けますので、板長
もう一度お料理を作っていただけませんか!」と言うと、
他の仲居さんまでも「板長、私からもお願いします。お料理を
作ってください!」と。

何をそこまでして必死に懇願しているのかが、
あたくしは、さ〜っぱり理解できませんでした。

正確に言うと「板前(料理人)ってまだこのようなレベルの
認識なのか〜」と思うのと、「子供が見たら、勘違いする
からやめて欲しいよな〜」と。

確かに一昔前は調理場の発言が強くて、面白くなかったら
”総上がり”といって、親方が辞めると弟子達も一緒に辞めて
しまい、お店が立ち行かなくなるということも良くありました。
(今でもたまにあるみたいですが)

あたくしからすると「やれるもんならやってみろ!そんな脅しに
は絶対に屈しないぞ!!」という態度で臨むので、そのような
形は一切ありませんでした。また、そのような人は直ぐに辞め
ますしね。

その点、あたくしは経田チーフや規夫のような時としてホールの
スタッフよりもサービス精神のある人に恵まれていました。
(あっ、似たようなのあったけど全く”モウマンタイ”です)

あたくしと一緒に働いたキッチンスタッフは、大概は素直な人たちで
お客さん、スタッフ、お店(会社)に対して協力的でした。
理不尽の塊のようなあたくしの要求にも気持ちよく?渋々でも
答えてくれていました。(皆、あんがとね)

確かにクソ忙しい時にオーダーやテーブルを間違えたり、落としたり
すると物凄く腹も立ちますし、力も抜けます。けれど、一緒懸命に
謝って誠意が伝わったらそれで終(しま)いです。

って言うか、調理場が怒る前にあたくしが烈火のごとく怒るので
その様子をみると調理場は通りすがりの通行人のように、淡々と
仕事をしますし、仕舞いには「いいよ、いますぐ作るから!」などと
フォローに入ってもくれるのです。(作戦成功です)

大体にして「料理を作ってやる!」的な態度はあたくしには500%
通じません。「なら、お前が作れよ」的な言動も”黒い呪術師”
アブドーラ・ザ・ブッチャーが出現して”レフリーストップ!”です。

よく「ホールとキッチンの仲が悪くて」などと愚痴をこぼす店長さんが
いますが、あたくしからすると「お前に自信がないからだよ」と言うと、
「でも、自分は料理作れないから」などと、これまた新妻のような
ことを言います。

「その代りにお店にお客さんを呼べよ。あいつらは何だかんだ言っても
呼べないから。その代り、奴らが感心するくらいお客さんを沢山
呼ばないとダメだぞ。それと、常に自分に厳しく他人にも厳しく。
あと、中途半端に物分りの良いことを言うんじゃないぞ。」と。

別に調理場と喧嘩することが目的ではなく、仲が悪いのは、店長と
料理長の仲が上手く行っていないだけで、部下達は単にそれに巻き
込まれているだけなんですね。(大体は主導権争い)

なので”頭は一つ!”と決めて、店長が全責任を持ち何が何でも
リーダーシップを発揮して、それに反発する人間は辞めてもらう。
と覚悟を決めると意外とスムーズに行くものです。実際に辞めて行った
例もありましたが、そんな人間はいない方がかえってまとまります。

勝手に辞めさせたら会社が・・・・・、などと言っているような店長は
その人自身が辞めた方がいい。所詮、その程度ですから。

何でもそうですが、自分の全人生(命)を懸けて事に臨む思いが
ないと何事も成し遂げられないですからね。

それにしても、今までも今も本当に良いスタッフに恵まれています。

あとは”あたくし”次第です。。。。。

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”黒い呪術師”アブドーラ・ザ・ブッチャー
”吹けよ風、呼べよ嵐”この曲で乱入しながら入場してきました!

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