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天下あ~げ~た!

短い春休みを満喫している新中学3年生のあたくしたちは
我が世の春を謳歌しているのがこの時期なのでございます。

なんせ、4月からはあたくしたちが最上級生。
当時の言葉では「天下だ!」などと言い、まるで昼休みに
「天下あ~げ~た!」と言いながら、真上に上げたアンパンボール
を高く上げて落下したボールをぶつけ合うだけの単純な遊びでしたが
異常に燃える”始球式”の時にボールを上げる役目のような優越感です。
(例えが、長かったね)

まぁ、そのくらいこの時期は”ウキウキ・ワクワク”しているのです。
で、大体この辺りから”ワルはワルらしい行動”を具現化していくのです・・・・・。

それは男子だけでなく女子も変わりません。
初体験をする奴ら、部屋でたむろする奴ら、万引きにいそしむ奴ら
(因み人気1位はタクティクス、2位ブラバスでした。どうでもいいか)

あたくしの家にも常に5、6人がたむろしだして、お袋はいつも
神経質になっていて、下へ行くと物凄い形相で睨まれることもシバシバ。

「かっちゃんのお母さんににらまれたぞ!?」
「気にすんな。」
「かとう、私かとうのお母さんににらまれたけど・・・・・」
「気にすんな、クセなんだ。」

けれどあまりにも大勢が来るので(ってか、この人たちはタバコが吸える
場所さえあれば”ハイエナ”のように集まってくる習性があるのですが)、
2階の窓のところに「満員」と書いた紙を貼ったりしていました。
(その後、これが原因でかなり非難轟々でしたけど)

一つだけ悲しい別れがあり、バスケット部の”大森公男”という
少し前に仲良くなったけど旭川に転校することになったことです。

2クラスしかないので、「それまでの2年間なにやっていたのよ?」と
言われればその通りなのですが、何かの切っ掛けで急に”馬が合う”
感じになり、2年生の3学期から春休みの間はいつもつるんで
いました。

今から思えば転校することになり、ちょっとしたわだかまりが解けて
仲良くなったのかも知れません。

”公男”はあたくしとは違い女子にモテていました、バスケも
上手くキャプテンになるはずだったんですけどね・・・・・。

あれから31年が経ちました。
昨年の11月に行なった”同窓会”で約30年ぶりに”公男”に
会いました。変わっていなくて嬉しかったです。

紆余曲折の”大西一也”は大工の棟梁。
さし(ソリコミ)に紫のロンスタを着ていた”マッツ”はすっかり旦那さんの
顔になっておりました。

雪解けの合間から道路や土の見える光景で、まだ14歳のガキ
どもが精一杯突っ張っていたんですね。。。。。

けれど”松山千春”をこぞって聞いておりました。(笑)

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