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『粋』

日本には古来から『粋』という言葉があります。

質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけしていて、
しかも色気があること。また、そのさま。「―な姿」「―な柄」
「―な店」⇔野暮(やぼ)。2 人情の機微、特に男女・・・・・。
と辞書にあります。

よく「あの店は粋な計らいをしてくれた」とか「あいつは粋なやつだ」
と、ただ気が付くだけでなく、”格好よく”気遣いをされたらこのような
言葉が出てきますよね。

最近はメッキリとこの『粋』な人が少なくなって来ました。
何でも目先の事柄や、微々たる損得を考えて”男(女)を下げる”
人が少なくありません。

「何が何でもぜーったいに”自腹”は切りません!」と、そのくせ会社の経費なら何も考えず
”スーパーサラリーマン根性”を出す人や、他人の為に”汗水”を流すことも「自分の利益に
ならないみたいだし」的な感じで、見て見ぬ振りか、やらない。

人間、時としてお金や見返りに関係なく行動に移す事が
あるもんです。確かに先の”自腹”の件でも、誰も強制はできないし
しなくても周りは言葉としては責めはしません。

ただ日本人的かもしれないけど、”自腹を切ってまでやる”と
言うことは、そこには単なる義務的な仕事ではなく、それ相応の
責任感や使命感に繋がることでもあると思うのです。

その人の”本質的”なものが。

人間は所詮他人事は他人事です。
しかし、”自分ごと”になれば、この場合”自腹”を切るということは
そこまでしても、やりきるという”覚悟”を見せられるし、周りもそう見ます。

で、成果を出してあとから”自腹分”以上を返してもらえばいいし、
その時には単に”金銭”だけでなく”信頼”という、生きていく上で
とても大切なものを得られるのではないのでしょうか?

最後に今でも覚えている後輩スタッフの例をあげます。
昔、あたくしどもはススキノで”パブ”などもしておりまして、そこへ
店を上がってから飲みに行って、そろそろ帰ろうかな?と思い、
「こんちゃんお勘定」と言うと、「えっ!?もう帰るんですか?まだ
居てくださいよ!」と、ここまでは一応の社交辞令なので、

「いや、”こんちゃん”今日は帰るわ。」と言うと、その”こんちゃん”は
離れているバーカウンターへ振り向き「近藤の伝票でビール一杯
お願いします!」と良く通る声で、あたくしの為に注文をしてくれました。

いつもあたくしに対しては遠慮気味の”こんちゃん”でしたが、
この時の”こんちゃん”の姿はとても頼もしく格好良く、

「粋な奴だな~」と思ったものでした。
おごってくれたのが嬉しいと言うよりもその”心意気”が何よりも嬉しかった。

しかも、そのような人には”本質的”に男も女もいい感じの
”色気”があるものですよね。。。。。

追伸、先日の”大人のライブ”に来ていた”鈴木さん”って、
あの”鈴木さん”だったんですね!お久しぶりでした!!
って言うか、忘れていてすいまそーん!!(反省してないみたい)

いつ”帯広”から帰ってきてたんですか?
奥様はお元気ですか?確か、最初に会ったのはサイバーシティービルの
”鈴木徳太郎商店”のカウンターでしたよね。

また、誘いますからね~!
グッド・バイ・バイ~!!(だから、少しくらい反省しろよ!)