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久々の酒場漂流記

最近”金富士酒場”へは行けていなく、昨日久々に
一人で行ってきました。(う〜ん、やっぱり落ち着く)

9席のカウンターにビチビチに詰めて、隣の人と
肩をぶつかりながら何とか自分のスペースを確保して
座ると、必然的に会話が聞こえて来ます。

仕事の話を熱く語っている人、黙々と山盛りの
焼き鳥を食べている人、テレビの話題で盛り上がって
いる人、飲みすぎてマスターからレッドカードを突きつけられて
いる人と、様々な人がいますが気にしないでマイペースで
飲んでおります。

けれど、あたくし一つだけ嫌なことがあるのですが、
食べる時に”クチャクチャ”と音を立てながら食べる人が
隣に座られると、気になって落ち着きません。

「イヤだな〜」と思いながら「早く帰んないかな〜」と思うの
ですが、そのような人に限って人が頼んでいる物を頼むん
ですね、これが。

で、昨日あたくしが座った席はテレビから2番目に離れて
いる席で、そのクチャクチャ男は一番離れている席。
なので、その人がテレビを観る時はあたくしの頭越しに
観るので、どうしても視線が気になります。

と言うことは、クチャクチャしている口はもろにあたくしの
耳に直撃するのです。なので、必要以上にその人に
後頭部を見せるようにあたくしテレビを観るようにします。
ファイル 1059-1.jpg
こんな感じ。

時おり恐る恐る横目で気づかれないように見ると、
そんな時に限って”バッチリ”と目と目が合ってしまうのです。

そんなことを気にしながら焼き鳥を焼いているマスターを
見ると、耳に補聴器が。2年前の12月に本店にいる
従兄弟とススキノで飲んで移動中にスベって転んで、
病院へ行ったら軽い”くも膜下出血”の診断で、それから耳が
遠くなったのですが、とうとう補聴器をつけることに。

マスターいわく、「普通に生活している分にはいいけど、
店とかならダクト音や周りの音を拾いすぎて、ダメだ!」と。

マスターの補聴器を見ていて思ったんですが、きっと目立たない
ように皮膚の色に似させて肌色にしてるんだと思いますが、
何だか、かえって違和感があります。

それならいっそのこと耳の穴に入れているので、黒か
透明色にすればいいのに。それか、思いっきり目立つ色。

などと考えながら3本目の瓶ビールを飲み干して、帰ろうか
もう1本頼もうか悩んでいると、目に入ってきたのが”湯豆腐”

マスター、もう1本ちょうだい・・・・・。

200円のわりには豆腐が半丁にカツオ節が掛かっていて、
味も濃い目の汁で美味しいんですね、特に今の時期は。
小さい時に湯豆腐を食べた時に鍋の真ん中に温まって
いる汁のような味です。

隣の(音だし男は既に帰っています)お客さんが、あたくしに
触発されたのか?冷奴を頼みました。

これも200円ですが、出てきたのが何故かあたくしの
湯豆腐の半分くらいの量。温めたりして手間も量も完全に
”湯豆腐”の方が原価が掛かっているのに・・・・・。

酒場ではしばしばこのような光景を目にします。
例えば、酒1合が260円なのに、何の変哲もない
ウーロン茶が300円だったりと。

そういえばこれに似たケースが、中国人がやっている中華
料理屋です。ナスと豚肉の炒め物が780円!と書いて
いて、その下にあるセットメニューが「ナスと豚肉の炒め物+
ライス+スープ+サラダ」がついて、780円!とか。

まぁ、そのようなゆるさが落ち着くのでしょうね、きっと。

どうしようかな・・・・・?
あっ、つくねも食べようかな?

マスター、もう1本ちょうだい。。。。。

前にも書きましたが、この”金富士酒場支店”は、
これでもか!と言うくらい豪快に味の素をぶっ掛けて来ます。

ママなんて、料理を出す台に商品が乗り、運ぶ時に
サッサッサッと手馴れた手つきで振り掛けます。(目けんだけど)

昨日もしっかりと味の素の掛かったつくねは、まるで雪の
結晶のようにキラキラと、さん然と輝いておりました。

結局、マスターとママといつもの結論の出ない後継者問題を
話し終え、出てきたのが21時半でした。18時に行ったので、
3時間半で、瓶ビール6本、つくね、玉子焼き、湯豆腐で
しめて、3千円ちょっと。

あぁ〜、またクセになりそうだ・・・・・。

ファイル 1059-2.jpg