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戦慄の朝(番外編)。

ハァハァー、「すびません、札幌駅まで」
(息が切れすぎて、すみませんが、すびませんになった)

「急ぎですね、少しとばしますよ」「こういうのは慣れておりますから」

「おぉぉー!!これは以前にも書いた運転手さんばりにヒーロー誕生か!」
と、胸が踊るさんま御殿。

「北口と正面どちらにします?」

「えっ!?慣れてんじゃないの?慣れてたらどっちが早いか分かるよね」
と心でつぶやく。(少し不安)
と思いつつも気を取り直して、「どちらでもいいので早く着くほうへ」

「分かりました、それでは正面にいきます」

「ここの信号はね、流れに乗ると引っかからないで行くんですよ」

「そうですか」。やっぱり頼もしい。(運転手さん少しでも疑ったあたくし
を許してください、と心でつぶやく)

「ほら、信号で止まってそこから曲がればまた信号でしょう、だから真っ直ぐなんですよ」

「はぁ~?」って、あたくしも車乗るし、そんなの当たり前じゃん、と
心のつぶやき。って言うかー、流れのいいはずの信号に既に引っかかってるしー。
(若いお姉ちゃん風に)

引っかからないと一本で行く信号と言うのは、一度でも引っかかると、ことごと
く引っかかるもので、とうとう運転手さんは無言になり、気まずい空気が
車内に充満しておりました。

その後、札駅に着いたのはいいのだけれど、運転手さんは札駅という地名に早く
着く方が目的となり、かなり前で降ろされて「いい感じで走らされました」・・・・・。

今回の運転手さんは「ヒーロー」には慣れなかったのですが、結果、間に合ったの
と、気持ちを汲んでくれて危険をかえりみず「とばしますよ!」と言ってくれて
色々と努力してくれたので、

運転手さん!あなたは「準ヒーローに決定!!」。今度は頑張ってよ!(また寝坊する気かよ)

でも、本当に間に合って良かった。