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ディズニーとの公式コラボレーションの一環として3つの新しい文字盤に登場した。

ベルリン発のメンズオンラインメディアであるHighsnobiety(ハイスノバイエティ)と、人気イタリアンマイクロブランドのウニマティックが手を組み、この度、ディズニーとコラボレートしたミッキーマウスウォッチの限定トリオを発表した。これはすべてディズニー100周年に合わせたものである。

このカプセルコレクションには3つのスタイルがある。1929 ミッキー U3-HS(ケース径40mm)、1947 ミッキー U2S-T-HS(ケース径38mm)、2023 ミッキー U1S-HS2(ケース径40mm)のスーパーコピー時計 代引きウニマティックモデルで展開し、いずれもチタンかステンレススティール製だ。

モデロ ウノ U1S-HS2 “ダイバー”。

モデロ デュー U2S-T-HS “フィールドウォッチ”。

それぞれの文字盤には、異なる時代のミッキーマウスのイラストが描かれ、裏蓋にはシリアルナンバーを刻印している。2023 ミッキー U1S-HS2と、1947 ミッキー U2S-T-HSには、時・分・センターセコンドを持つセリタ製自動巻きCal.SW200-1 bを搭載。クロノグラフダイバーである1929 ミッキー U3-HSは、セイコー製のメカクォーツ式ムーブメント 、Cal.VK64Aを搭載している。また3本とも300mの防水性を誇る。

各モデルにはレッド、グレー、ブラックの3色から2本選べるストラップが付属し、すべて特注のパッケージに収められ、提供される。

我々の考え
時計愛好家の多くは、キャラクターウォッチを思い浮かべてと言われたらミッキーマウスの文字盤を思い浮かべるのではないだろうか。そしてそれには正当な理由がある。1984年にジェラルド・ジェンタが文字盤にミッキーをあしらったモデルを発表したことは周知の事実だろう。しかしキャラクターウォッチの流行は、実はインガソール(Ingersoll)から始まった。彼らは1933年にミッキーマウスウォッチを発売している。

ウニマティックはたいてい、昔の時計をほうふつとさせる、小さく控えめで現代的なひねりを加えた非常にシンプルなツールウォッチに沿ってデザインをしている。これまでの“サウスパーク”や“スポンジ・ボブ”のような大げさなコラボレーションとは異なり、ミッキーマウスはより歴史的なキャラクターウォッチのデザインに近い。アイデアとしてはもう少しクラシックで、デザインとしてはもっと繊細だ。

モデロ トレ U3-HS “クロノグラフダイバー”。

ディズニーはポップカルチャー帝国となり、商業的に実現可能なあらゆる製品に足場を築いている。しかし、懐疑的な気持ちを少し抑えて、なぜ多くの時計愛好家がミッキーに好意を持っているのかを考えてみよう。私はキャラクターウォッチがあまり好きではないが、ディズニーのキャラクターウォッチは違う。確かにミッキーマウスはポップで完璧なデザインだが、彼はまた、温かみがあってファジーなのだ。陳腐に聞こえるかもしれないが、ときにはとても普遍的に認められ、愛されているものを好きになってもいい。自分の脳や思考、意見を排除した深い資本主義社会に属しているような気にさせられても、子どものころのシンボルにしがみつき、そのシンボルを使った商品を買って、心地よさやノスタルジーを永続させたとしてもだ。

アニメが好きな大人になっても構わない。キャラクターウォッチをやるなら、クラシックなミッキーマウスがいい。しかも、これはかなり手頃な価格だ。

基本情報
ブランド: ウニマティック(Unimatic)
モデル名: “ディズニー100周年” ミッキーマウス リミテッドコレクション("100 Years of Disney" Mickey Mouse Limited Collection)
型番: U1S-HS2(モデロ ウノ、以降MU)、U2S-T-HS(モデロ デュー、以降MD)、U3-HS(モデロ トレ、以降MT)

直径: 40mm(MU、MT)、38mm(MD)
ケース素材: ステンレススティール(MU、MT)、サンドブラスト仕上げのグレード2チタン(MD)
文字盤: シルバーグレイン仕上げ
インデックス: ドット&トライアングル&バーの組み合わせ
夜光: あり、スーパールミノバ® C1ホワイト
防水性能: 300m
ストラップ/ブレスレット: クールグレー、グレー、キングレッドのTPU製2ピースストラップ(付け替え用カラーストラップ付属)、チタン製サンドブラスト仕上げの金具にUNIMATICのサイン

ムーブメント情報
キャリバー: SW200-1 b(MU、MD)、VK64A(MT)
機能: 時・分・センターセコンド(MU、MD)、時・分・スモールセコンド、クロノグラフ(MT)
直径: 25.6mm(MU、MD)、29mm(MT)
厚さ: 4.6mm(MU、MD)、5.1mm(MT)
パワーリザーブ: 約38時間(MU、MD)
巻き上げ方式: 自動巻き(MU、MD)、クォーツ(MT)
振動数: 2万8800振動/時(MU、MD)
石数: 26(MU、MD)

価格 & 発売時期
価格: モデロ ウノは1150ドル(日本円で約17万円)、モデロ デューは1300ドル(日本円で約19万2000円)、モデロ トレは850ドル(日本円で約12万7000円)
発売時期: 2023年11月22日より、Highsnobiety iOSアプリおよびHighsnobiety Shopにて販売開始
限定: あり、各モデル100本

オメガがニューヨークで開催した“プラネット オメガ エキシビション”が終了した。

同エキシビションには数多くのミュージアムピースが展示されただけでなく、それと同規模のセレブリティや著名人(宇宙飛行士など)も来場した。長年アンバサダーを務めるニコール・キッドマン(Nicole Kidman)、シンディ・クロフォード(Cindy Crawford)と彼女の娘であるカイア・ガーバー(Kaia Gerber)、そして先週月曜日に共催したイベントで正式にブランドの友人となった、俳優のアンドリュー・ガーフィールド(Andrew Garfield)が自己紹介のためにステージに立った。

オメガスーパーコピー 代引きしかしジェームズ・ボンド(James Bond)がいなければ本当のオメガイベントにはならないだろう。安心して欲しい、同イベントにはダニエル・クレイグ(Daniel Craig)が意味のある登場を果たした。タイクリップとポケットスクエアが付いたテーラードスーツに身を包んだクレイグは、オメガの時計を身につけていただけでなく、我々がこれまでに見たことのないモデルを身につけていた…というのも、これは技術的にはまだ存在しないからだ。最高のスパイ活動である。

鋭い観察眼をお持ちの方なら、クレイグが謎の白文字盤を持つオメガ スピードマスターを身につけていたことにお気づきだろう。カノープス™のホワイトゴールド製 3861 スピードマスターだと思っていた人も多いだろうが、実際はまったく別のものだった。パンチの効いた赤い“Speedmaster”テキストに、白い夜光を塗布した黒い針を持つスピーディなのだ。ここ数年のムーンウォッチ スピードマスターのうち、私が知っている白または白に近しい文字盤のものは、アニメーションのスヌーピーをダイヤルに描いたものである。次に近いのは、前述したカノープス™WG製スピードマスター 3861だが、これはシルバー文字盤だ。

オメガははっきりと言及しないだろうが、クレイグが先週身につけていた時計は2024年に発売される予定のものであり、彼が着用しているのを(オメガが本社を構える)ビール以外の人間が見たのはこれが初めてだと、関係者に話を聞いている。今は推理する期間だということだ。

Omega Alaska Project
オメガ スピードマスター アラスカプロジェクトのプロトタイプ。この記事の全文はこちらから。

さて、この時計を見て、スピードマスター愛好家が最初に思い浮かべるのは、有名なヴィンテージ(それと復刻版)ホワイトダイヤルのスピードマスター、“アラスカプロジェクト”の時計だろう。アラスカプロジェクトとは、オメガが極秘裏に進めていた、宇宙や将来の月面探査用のためにつくられたスピードマスターの復刻モデルのこと。それはあまりにも極秘だったので、“アラスカ”という名前が誤った指図として選ばれた。我らがベン・クライマーがかつて指摘したように、この時計はアメリカ最北端の州とは何の関係もない。月面探査用に選ばれたスピーディは、もともとレーシングウォッチとして考案されたスタンダードモデルにすぎなかったことを忘れてはならない。60年代の終わりから70年代の初めにかけて、オメガは真のムーンウォッチを製造する準備を整えていたのだ。

そして、オリジナルのアラスカプロジェクトのプロトタイプと、アラスカプロジェクトII スピードマスターでそれを実現した。2000年代半ばには、インダイヤルにカプセル型の針、中央に赤いクロノグラフ秒針を持つホワイトダイヤルウォッチとして復刻を果たす。このデザインは、オメガ×スウォッチによるムーンスウォッチ ミッション トゥマーズにも採用された。なお、このムーンスウォッチ(ミッション トゥマーズ)の赤いケース素材は、アラスカプロジェクトウォッチの赤いシールドケースにちなんでいる。

オメガ初の“アラスカプロジェクト”ウォッチ。

スピードマスター アラスカプロジェクト プロトタイプ、レッドヒートシールドケース。

オメガ×スウォッチ ムーンスウォッチ ミッション トゥマーズ。

アラスカプロジェクトの本質を剥ぎ落とすと、基本的には、白文字盤と赤のアクセントが付いたスピードマスターということになる。これは、プラネット オメガ エキシビションでクレイグが着用していたミステリーウォッチとまったく同じだが、アラスカプロジェクトの復刻に関しては、その基本を超えるものではないようだ。しかし、元秘密諜報員が元秘密宇宙時計のオマージュを身につけていることに変わりはない(と我々は考えている)。

実際、クレイグ・スピーディは、赤いテキストにより、現行コレクションのオメガ シーマスター ダイバー300M 白文字盤との視覚的な類似性をより高めている。間違いなくクールなコンビとなるに違いないし、このふたつを並べて見てみたいとも思う。そして1997年に発表された、イタリア市場向けのスピードマスターであるRef.3593.20は“アルビノ スピードマスター”と呼ばれることもある。クレイグの時計は、赤い文字とオールブラックのインデックス(よく見るとインデックスから影が落ち、その上に夜光ピップが見える)が追加されただけで、実質的にこの時計と同じように見える。

オメガ シーマスター ダイバー300M ホワイトダイヤル×レッド。

ただ繰り返しになるがこの腕時計については、スティール製であることと、元ジェームズ・ボンドの手首に装着されていること、そしてスーツに似合うこと以外は、まだほとんど何もわかっていない。文字盤のデザイン、特にオールブラックの文字、ホワイト夜光塗料を施したオールブラックの針、ホワイト文字盤、そしてサテン仕上げとポリッシュ仕上げのブレスレット(サファイアクリスタルとシースルーバックを備えていることを示すディテール)、レッドの文字がよくわかるように、(ありがたいことに非常に解像度の高い)写真をトリミングしてみた。

プラネット オメガにて、まだ発表されていないホワイトダイヤルのスピードマスターを着用するダニエル・クレイグの手首。

ブランドアンバサダーとして、ときには派手な入場をすることもあるが、今回のプラネット オメガにて彼はこの時計でまさにそれをした。この時計が何であるか正式に知るには、2024年まで待つしかない。