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ミニスキーとボブスレー

  • 2011/12/29 19:27
私は元々運動神経は良くなく、ましてやウィンタースポーツは大の苦手で、
スキーも覚えたのは中学1年生になってからで、しかも”ボーゲン”(V字形で滑るやつ)。
でも、ボブスレーはいい感じで得意でした。と言うよりも、ただ座って乗っているだけなので、得意も何もないんですけどね。。。。。

冬になるとスキー学習は、運動会に次いで大の苦手でした。
いつも「風邪を引いたので・・・・・」などと、仮病を使いロッジにいたり、
ボブスレーで、スキーに乗れないチームで端っこの方にいました。
兄貴はレーシング倶楽部に入っていたりと、私とは正反対にスキーは大得意分野でした。
けれど、雪国には”ミニスキー”という、これまた小さい子から初心者まで、余程のことをしなければ怪我のしない乗り物があるのです。

この”ミニスキー”は長靴やスノトレでも直接履けるので、非常に便利な遊び道具で誰でも気軽に遊べるのですが、一日中遊んでいるとプラスチックで出来ているので、折れたりしたものです。
たまに軽トラックの後に捕まり滑っている人や、スキーのようにストックを持ちながら軽快に滑ったりもして遊びました。
まぁ、私はと言うとそのような”ミニスキー”も苦手で、近所の坂道でジャンプなどを作って遊ぶのですが、それもあまり上手くはなく、
やっぱりボブスレーになるのです。
ボブスレーを普通に滑っていては飽きるので、腹ばいになって滑ったり、仰向けになり頭を進行方向へ向けて滑った時にはどこへ行くか分からなく、脳天からまともに近くの家の物置にぶつかって、半べそになった記憶もあります。

普通のミニスキーと少し大きめの”ジャンボミニスキー”があり、ジャンボミニスキーの方がでかい分、安定していて滑り安いの
ですが、人に見らると「アイツ、ジャンボミニスキーだから初心者だ。」と思われるんじゃないか?と思い、隠れて乗ったりもしていたんですね。

炭鉱マンが坑内へ行く時にバスを待っているちょっとした坂があるのですが、そこにミニスキー場とジャンプ台を作り遊ぶのです。
ジャンプ台を工夫して上向きにしゃくれるように作ると、かなり上の方へジャンプをするので楽しいのですが、その代わり飛びすぎてしまい、頭から突っ込んだり、下手くそな私は胸から突っ込んで行っては、「息、出来ねー!」と叫んでいたものでした。

しゃくれていて危険なジャンプは、高く跳び着地に衝撃がある分”ミニスキー”が折れやすいんです。
たまに、車が通った時などは、「ジャンプ台、踏むなよ、踏むなよ」と願いながら側で見ていました。
中には悪い奴もいて、せっかくいいジャンプ台を作ったので翌日に行くと、破壊されていたこともたびたび......
私も遊び疲れて帰るときには、ボブスレーでジャンプ台を壊したり、坂道を走りながらジャンプ台を踏みつけて、そのまま一直線に家に帰って行ったりも。(コラッ!)
そういえば、家から米袋やダンボールを持ってきてそれに乗って滑るのも結構面白かったです。(経済的な遊びです)
そして散々遊びまわり家の玄関に入る頃には、長靴の中にこんもりと雪が詰っていて、容易には脱げなく四つんばいになりながら、足を振るようにして、やっとの思いで長靴を脱いだものです。
大体は一緒に靴下も長靴と一緒に脱げるか、わずかに足の先にブラブラとついている状態でした。
今やったら、上手く滑れるだろうか・・・・・?

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