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スイス腕時計における、手作りの最高峰「ハルディマン」日本上陸

スイススーパーコピー時計ブランド「ハルディマン」が、SwissPrimeBrands株式会社(本社:東京都中央区)を輸入総代理店として、日本での取扱いを開始しました。「ハルディマン」の時計は、国内においてはタカシマヤ ウオッチメゾン 東京・日本橋にてご覧いただけます。

「ハルディマン」はスイス独立時計師アカデミー(AHCI)のメンバーであるベアト・ハルディマンにより1991年に設立された時計ブランドです。

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「コンピューター制御の機械を使えばコストも下げられるが、使わない。何かを失うかもしれないので。敢えて100年前の方法で作る」

 ハルディマンの代表モデル「H1 フライングセントラル」は約300のパーツのうち、その90%以上にあたる280以上を自社で製作しています。例えば、外注品としてひげぜんまい(ニヴァクロン)が挙げられますが、ひげぜんまいも素材を仕入れ自社で巻いています。280以上のパーツはアンティーク時計の修復などにも用いる「昔ながらの製作機械」を用いて、パーツの一つ一つを手作りしています。

 時計自体の機構、パーツに手作業で施された仕上げの美しさに加え、ハルディマンの時計は数百年前のスイス時計作りの景色を映すことでしょう。ベアト・ハルディマンを含む約5名の時計師により作られる時計の年間製造本数は腕時計20~30本、掛時計2~3個です。

HALDIMANN(ハルディマン) スイス腕時計における、手作りの最高峰「ハルディマン」日本上陸
■「ハルディマン」時計の特徴

(1)センタートゥールビヨン
 重力の影響をなくすために開発されたトゥールビヨン。ハルディマンを代表する腕時計「H1 フライングセントラル」は、文字盤の中央に大きなトゥールビヨンが浮かんでいます。その大きさは、ムーブメント直径31.58mm(14リーニュ)の半分以上にあたる直径17.8mm。巻き上げひげ・チラネジのベリリウム銅製テンワがロービート(毎時18,000振動)で時を刻みながらゆっくり回転する様子は伝統を感じさせますが、それが中央にあることで斬新な印象を与えます。複雑機構を衝撃から守るのは、トゥールビヨンの中心にある「ハルディマン耐震装置」です。

 現在では複数のブランドからセンタートゥールビヨンが発表されていますが、「H1 フライングセントラル」の特徴は「手作りの哲学」と「長きにわたるアンティーク時計修復の経験から生まれた構造」です。

「H1 フライングセントラル」のトゥールビヨンのケージは繊細な線で構成される美しい形状をしていますが、製作は鋼板の切削から、BIRD‘S TONGUE(鳥の舌)とよばれる「やすり」による面の角を落とす工程、そして「ローズウッド」による磨きまで全て手作業で行われ、丸2日間を要します。また「フライングトゥールビヨン」と呼ばれるブリッジで固定されていないトゥールビヨンであり、組み立て時は通常のトゥールビヨンよりもさらに繊細な手作業での調整が求められます。

 構造の特徴としては、まず香箱が3つあります。1つ(9時位置)は時分針を動かすためのものであり、残り2つ(7時と11時)はトゥールビヨン用です。

 脱進機は、スイスレバー脱進機をトゥールビヨン用に拘束角を適正化した「ハルディマンスイスレバー式脱進機」が使用されています。ハルディマン家がかつて製作した懐中時計に使われていた脱進機に着想を得たもので、ユニークな形状のアンクルを特徴とし、ガンギ車の横側にアンクルの爪石が接します。

 そのチクタク音は、文字盤の上の風防に囲まれた大きなスペースで反響します。この音は、トゥールビヨンの生みの親であるアブラアン・ルイ・ブレゲの懐中時計のそれを目指したものです。なおベアト・ハルディマンによると「アブラアン・ルイ・ブレゲが今も生きていたらきっと中央にトゥールビヨンを配置しただろう」とのこと。

 中央にトゥールビヨンを配したことにより、ブレゲ針の時分針は付け根にあたる部分がありません。トゥールビヨンから生えているようにも見える時分針は、文字盤上のトゥールビヨンの外周付近の小さな溝から出ています。文字盤の下にコニカルホイール(傘回しの傘のような歯車)が入っていて時分針を動かしているのです。

HALDIMANN(ハルディマン) スイス腕時計における、手作りの最高峰「ハルディマン」日本上陸
(2)1642年以来続くハルディマン家の時計
 現在、ハルディマンでは1642年以来、ハルディマン家が製作したすべての時計の修理を受け付けています。ベアト・ハルディマン自身もハルディマン家が過去に製作した時計を買い戻して収集しています。現在、ベアト・ハルディマンが作るハルディマンの時計も、かつてハルディマン家が製作した時計のように「世紀を超えて使えること」に重きをおいています。例えば、文字盤や針に、敢えてステンレススティールを用いるのは長きにわたり使える素材であるためです。また修理に関しても、その時計が存在する限り、オーナーが交代しても修理を行うと明言しています。ベアト・ハルディマンのこの姿勢は、いずれ彼の後継者にも継承されることになっています。


(3)ガイア賞受賞
 時計界のノーベル賞とも言われる国際時計博物館(スイス、ラ・ショー・ド・フォン)の「ガイア賞」を受賞(2009年)。時計の製作背景を含むガイア賞授賞式の様子は日本でも放映されました。(『世界遺産への招待状 Travel25 スイス ウォッチバレー』(NHK総合、2009年))


■タカシマヤ ウオッチメゾン 東京・日本橋展示中のモデル

H1 フライングセントラル
「ハルディマン」の代表モデル。アブラアン・ルイ・ブレゲの発明したトゥールビヨンをセンターに配置する画期的機構を有し、アブラアン・ルイ・ブレゲの懐中時計が持つチクタク音を目指したモデル。

ケース径:39mm
ケース素材:プラチナ
防水性:3気圧
ストラップ:アリゲーター
ムーブメント:手巻き、Cal.H-Zen.A(自社製)、約38時間パワーリザーブ、毎時18,000振動、32石
仕様:時・分表示、中央に60秒フライングトゥールビヨン、ハルディマン耐震装置、ハルディマンスイスレバー式脱進機、シースルーケースバック
価格:24,200,000円(税抜)

HALDIMANN(ハルディマン) スイス腕時計における、手作りの最高峰「ハルディマン」日本上陸
H2 フライングレゾナンス
 センタートゥールビヨンを発展させ、クリスティアーン・ホイヘンスが発見した「共振(レゾナンス)」を取り入れたモデル。2つのトゥールビヨンが共振します。

ケース径:39mm
ケース素材:プラチナ
防水性:3気圧
ストラップ:アリゲーター
ムーブメント:手巻き、Cal.H-Zen.B(自社製)、約38時間パワーリザーブ、毎時18,000振動、44石
仕様:時・分表示、中央に60秒ダブルフライングトゥールビヨン、ハルディマン耐震装置、ハルディマンスイスレバー式脱進機、シースルーケースバック
価格:39,600,000円(税抜)

HALDIMANN(ハルディマン) スイス腕時計における、手作りの最高峰「ハルディマン」日本上陸
H11 セントラルバランスピュア
 手作りの哲学を反映したシンプルな二針もしくは三針時計。18世紀のハルディマン家製作の懐中時計に使われていた時分針を再現。

ケース径:39mm
ケース素材:18Kローズゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:アリゲーター
ムーブメント:手巻き、Cal.H-Zen.L(自社製)、約38時間パワーリザーブ、毎時21,600振動、19石
仕様:時・分表示、ハルディマン耐震装置、ハルディマンスイスレバー式脱進機、シースルーケースバック
価格:8,800,000円(税抜)

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■ベアト・ハルディマン
 1964年、スイス生まれ。スイス独立時計師アカデミー(AHCI)のメンバーであり、スイス国家認定職人マイスター。2009年ガイア賞授賞。ハルディマン家は1642年より先祖代々時計産業に従事。

スーパーコピーベアト・ハルディマンはゾロトゥルン時計学校卒業後、ETAに入社。その後、アンティークの修復に従事し、1991年に自身のブランドである「ハルディマン」を設立。2001年バーゼルワールド初出展(クロック)。2003年初の腕時計となる「H1」を発表。